鹿島御子神社(かしまみこじんじゃ)は南相馬市鹿島区に鎮座。旧社格は郷社。行方郡延喜式内社八座のうちの一座。
御祭神は天足別命(あめのたらしわけのみこと)、志那都比古命(しなつひこのみこと)、志那都比売命(しなつひめのみこと)。
社号標と境内入口
手水
一の鳥居と扁額
一の鳥居と二の鳥居の間に最初の狛犬。「皇紀二千六百年」の銘があるので昭和15年の建立か。
拝殿に向かって右が吽形、左が阿形。
二の鳥居
二の鳥居と拝殿の間に2番目の狛犬。
拝殿に向かって右が阿形の子取り。
左が吽形。
横・後ろから。このピンとした耳、3段カールとレース襟のたてがみ、真っ直ぐ尻尾の両脇に3つの巻き毛。既視感! 小泉八坂神社や押雄神社の狛犬と似ている。
拝殿、唐破風の向拝と扁額
本殿
「神世の昔、天足別命が父建御雷神(鹿島神宮の祭神)と共に奥羽鎮撫の為に下降し、開発平定に尽されて後、御御子神がこの地に鎮まり、今の社地に移り社殿を造営す」と由緒書に。だから「鹿島御子」神社。
要石
要石は地震を抑えるとされる石。茨城県鹿島神宮や千葉県香取神宮などにあるものが有名。
雷神社
足尾神社
聖徳太子の石祠
「夫婦ケヤキ」は樹齢300年以上の大ケヤキ。緑の葉が茂る頃にはさらに堂々とした姿を見せてくれる。
社殿の後ろに御神木の杉、拝殿の前にイチョウ。広くはない境内だが大きな木が何本も植えられていて、旧国道を走っていると「あそこが神社だな」とすぐに分かる。
春になれば境内の桜が見事に咲きほこる。神社の隣は公園。ベンチに坐って花見弁当を広げるのもいいかもしれない。