1352年に創設された城壁をめぐらせた修道院です。メインのプレオブラジェーンスキー聖堂は5つの屋根を持つ美しく、かつ力強さを感じる聖堂です。写真はミスしてしまったが、宗教及び政治犯罪者を収容する牢獄がある。エカテリーナ二世はロシア帝国内の政治に対する抵抗勢力への戒めとして使用したそうです。
木造建築博物館の一隅で、この地方の民謡を聴かせて貰った。男性の弾いている楽器は”グースリ”と呼ばれる民族楽器、この形は古代の物だそうです。バラライカより土臭い単純な音色ですが、高音が澄んだ音色で哀愁を帯びている。民俗音楽はその時代を必死に生きていた民衆の音楽で、ロシアのそれは過酷な歴史や風土を思うと深く心に沁みます。女性の声はとても澄んでいて美しい、しかし悲しみも伝わって来る。民族音楽は大好きです。CDを買った。
18世紀の木造の民家も移築してあった。平均的な農民の家。三つの窓はロシア正教の三位一体が現されていて、現在でも家を建てる時、三つの窓に拘るそうです。そう言えば郊外の民家は殆ど窓三つの家が多かった。窓の上部の装飾も凝っています。この民家も釘は全く使われていない。
松や菩提樹に描かれたイコンです。数年乾燥させた板の表面に麻を張りレスカス糊にチョークの白い粉を混ぜたものを塗って、キャンバスとしているそうです。テンペラ絵の具を使い卵の黄身なども使っている。最後に全体に肝油を塗っているとガイドは説明していた。13、14世紀のものですが今でも立派に残っています。
ウラジミールから移築された18世紀の木造教会があります。釘一本も使わず松の木で建てられている。建築自体の重さで建っているそうです。屋根は”はこ柳”と言う木で葺いてあり、若い木は金色で時間がたつと銀色になる。都合の良い面白い木です。しかし、曲線部分など上手に造ってあり、その高度の技術には驚きます。
サンクトペテルブルグで、友達が日本へ絵ハガキを送りたいとポストを探したのですが、なかなか見つからない。ホテルのフロントでも切手がないからと断られたそうです。
スーズタリのホテルでやっとポストを見つけた。しかし切手は何処にもない。これがやはり今のロシアなのです。
スーズタリのホテルでやっとポストを見つけた。しかし切手は何処にもない。これがやはり今のロシアなのです。
Kさんのご主人が快気祝いの食事に招いて下さった。体調を崩されしばらく入院されていたのです。もう趣味のテニスも始められたと…一安心です。お互い歳を重ねるとやはり第一に健康の話でしょう。旅の話、趣味の話、あっという間の楽しい数時間でした。和食をちょっとフレンチ風にしたヌーベル・ジャポネーズとか?変わったお料理をご馳走になった。久し振りの立派な食事”夏の四季懐石”です。子供達が中学の同級生だった繋がりの長いお付き合い、良いお友達に恵まれ幸せを感じています。大切にしたい。
可愛いエリザベータちゃんは八歳。食後のハーブティーを頂く頃、電子ピアノを弾いてくれた。カメラを向けるとけな気にポーズをとる。観光客慣れしていて少々?…ですが、彼女達の一生懸命さが伝わって来て気持が好い。ピクルスの美味しさにも負けて、お小遣いを上げても良いとガイドのリュードミラーさんが言うので30ルーブルあげた。ロシアの学校制度は小学校が7歳から4年間、中学校が2年間、高校が4年間となっているそうです。