スーズタリからモスクワ市へ戻る途中のドライブインで結婚式に出合った。ガイドのリュードミラーさんにおめでとうのロシア語を聞いて二人に声を掛けてみた。「ポ・ズラグダーラ」、お婿さんがニコッと笑って「スパシーバ」ありがとうと返してくれた。通じました、通じましたあ~。リュードミラーさんが言うにはロシアの離婚率は90%、明日はもしかして離婚しているかも…。困ったわね。
13世紀に創設されたリザパラジェーンスキー修道院の二つのテント型屋根(玉ねぎ型に対して円錐の屋根をテント型と言っています)を頂く門が有名です。装飾タイルを使いカラフルな建築です。確か、女子修道院で現在30名余りの女子修道尼が修行しているとガイドは説明していた。
デザートにクレープがよく出ます。蜂蜜のかかったクレープです、小麦も全粒粉が入っているのかモチモチとして美味しい。ビュッフェ・スタイルの朝食に出ていた事もあります。いろいろ何でも包んでいいのですね。「ブリヌイ」と言うらしい。
中は牛肉とポテトのホワイトシチューでした。中身によって呼び方が違うらしい。ロシアの料理は塩味は薄いが酷はある、減塩生活の私にとって好都合です。パイ皮にシチューをつけて食べる、脂もお塩も程ほど、美味しかった。
スーズタリのクレムリン(クレムリンとは要塞の事で方々にある。モスクワにあるものがクレムリンと思っていたが違う事が解った)の中心にあるのがラジヂェストヴェンスキー聖堂です。ブルーのなだらかな曲線を持つドームに金色の星が耀いて可愛い。これは民族音楽の楽器に似ているので”笛”と言われているそうです。星の大きさは50㎝で4つのドームに286の星が描かれている。スーズタリで現存する最も古い建築物です。
何時か気がつかなかったが、鐘が鳴り始めた。鐘楼は横に長く三つの窓がある。修道僧が両手、両足、体中動かして駆け回り、その動きがとても凄い。精神統一して鐘を打つなんてものではありません。
オフィスに鐘の音のCDがあったので買った。CD一枚すべてが鐘の音です。21のパターンの鐘の音、それぞれに意味があり、神を讃える鐘や”A mery of peace""O land of russia"など、静かに聴いていると心穏やかになります。しかし、どうしてもあの修道僧の過酷なる(…と思う)動きが眼に浮かんで来る。
オフィスに鐘の音のCDがあったので買った。CD一枚すべてが鐘の音です。21のパターンの鐘の音、それぞれに意味があり、神を讃える鐘や”A mery of peace""O land of russia"など、静かに聴いていると心穏やかになります。しかし、どうしてもあの修道僧の過酷なる(…と思う)動きが眼に浮かんで来る。