毘沙門堂
703年文武天皇の勅願で僧行基によって出雲路に開山され、1611年頃天台宗の高僧・天海によって復興される。1665年後西天皇の皇子公弁法親王が入寺し、門跡寺院となる。 以前、後山階陵を訪問する際に、ここ毘沙門堂前へ来たのですが安祥寺しか念頭になかったため引き返す。 後山階陵へいくには毘沙門堂の境内から行けることを知り、再び訪問となりました。 今回は紅葉の季節ということもあり、かえって前回の間違いが良き結果となりました。 JR山科駅北口から北上すると、やがて毘沙門堂の参道に入り、両脇の紅葉を楽しんだあとは、「毘沙門天」と書かれた赤い旗が並ぶ急な石段を上り、仁王門をくぐると、唐門、本堂、宸殿へとたどり着きます。
本尊は、最澄作といわれる「毘沙門天坐像」で、宸殿は御所にあった後西天皇の旧殿を移築したものである。