浄土宗の開祖法然上人は、室津へ二度寄港されています。最初は、建永二年(1207)旧仏教徒のねたみを受けて罪におとしいれられ、讃岐の国に流される時。二度目は、建暦元年(1211)許されて都へ帰る時です。最初の寄港の際、遊女友君が上人の説法により得度し、念仏往生を遂げたと伝えられています。また、法然上人二十五霊場の第三番札所である浄運寺には、宝物として法然上人像、友君像、友君が上人から頂いたと言われる品々があります。浄運寺から海側へ降りた所にある貝堀の井戸は、室津に滞在中の法然上人が飲み水で困っている室津の人々のために、海辺の貝で掘ったという言い伝えが今でも残っている淡水の井戸です。By説明板
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