映画の感想など・・・基本的にネタばれです。
しづのをだまき
カレンダー
2024年12月 | ||||||||
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | ||
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | ||
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | ||
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | ||
29 | 30 | 31 | ||||||
|
過去の記事
カテゴリ
本(215) |
演劇(7) |
日記から(237) |
心の傾斜(10) |
健康・医療(22) |
美術展(20) |
動植物(37) |
ことば(22) |
詩(34) |
寸景(18) |
松江(57) |
味覚(8) |
旅(30) |
義母の周辺(14) |
課題作文(46) |
プロフィール(1) |
雑(145) |
昔の文章(14) |
映画記事一覧(0) |
投稿(6) |
映画 ア行(115) |
映画 カ行(92) |
映画 サ行(98) |
映画 タ行(61) |
映画 ナ行(32) |
映画 ハ行(81) |
映画 マ行(49) |
映画 ヤラワ行(45) |
映画館(9) |
映画関係(49) |
最新の投稿
最新のコメント
Bianca/【詩】討匪行 |
123456789wft/【詩】討匪行 |
George/「国際学連の歌」「東京ー北京」 |
Bianca/「国際学連の歌」「東京ー北京」 |
George/「国際学連の歌」「東京ー北京」 |
George/「国際学連の歌」「東京ー北京」 |
Bianca/3回目ワクチン接種 |
さつまのぎく/3回目ワクチン接種 |
Bianca/寿々姫句集「地球と肉球と」 |
jt2021/寿々姫句集「地球と肉球と」 |
最新のトラックバック
ブックマーク
プロフィール
goo ID | |
utukusiinatu |
|
性別 | |
都道府県 | |
自己紹介 | |
宮崎・鹿児島・大阪・東京・大阪・松江を経て横浜在住の77歳。映画・読書・散歩の日々 |
検索
URLをメールで送信する | |
(for PC & MOBILE) |
【映画】ヴィヨンの妻
2009年 2h 鑑賞@松江SATY東宝 原作 太宰治
監督 根岸吉太郎 出演 松たか子 浅野忠信
原作者・太宰治は20才の時から読んできた作家である。
だから何よりも、太宰治をスクリーンで見ると言う期待があった。
しかし、この映画はむしろ女性に焦点をあてているかのようだ。
浅野の演じる太宰が、硬くて乱暴で無表情で、かれ本来の柔らかさ、はにかみ、ユーモアが感じられなかった。(NHKの「知る楽」を参考にするもよい、もっと太宰を読み込んでから脚色してほしい)
それに、敗戦直後のこの時期は今では時代もの。「3丁目の夕陽」もそうだが、何だか薄っぺらで表面的で、生き生きしていない。当時もう生れていた私には全く物足りない。この監督はロマンポルノ出身とか。かれの「遠雷」1981と「ひとひらの雪」は、そういえばあまり好きではなかった。肌のあわない監督はいつまでも合わないものだ。
途中2~3回居眠りしたので、見落としたシーンもあり、いずれDVDになったらまた見よう。覚えのために、書いておく。
→「人間失格」 13-12-18
→「パンドラの匣(はこ)」10-11-3
監督 根岸吉太郎 出演 松たか子 浅野忠信
原作者・太宰治は20才の時から読んできた作家である。
だから何よりも、太宰治をスクリーンで見ると言う期待があった。
しかし、この映画はむしろ女性に焦点をあてているかのようだ。
浅野の演じる太宰が、硬くて乱暴で無表情で、かれ本来の柔らかさ、はにかみ、ユーモアが感じられなかった。(NHKの「知る楽」を参考にするもよい、もっと太宰を読み込んでから脚色してほしい)
それに、敗戦直後のこの時期は今では時代もの。「3丁目の夕陽」もそうだが、何だか薄っぺらで表面的で、生き生きしていない。当時もう生れていた私には全く物足りない。この監督はロマンポルノ出身とか。かれの「遠雷」1981と「ひとひらの雪」は、そういえばあまり好きではなかった。肌のあわない監督はいつまでも合わないものだ。
途中2~3回居眠りしたので、見落としたシーンもあり、いずれDVDになったらまた見よう。覚えのために、書いておく。
→「人間失格」 13-12-18
→「パンドラの匣(はこ)」10-11-3
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
« 【松江】和久... | 【本】フロイ... » |
本当に、太宰治にああいう面白い奥さんまたは愛人がいれば、死なずにすんだのかも。それに彼女の性質は、幾分か太宰自身にあったのかも。ラストで「生きていれさえすればいいのよ」と言いますが、そんな柔軟で寛容な発想は、奥さんにも愛人にもありませんでした。
総体に映画化は期待に背きます。
浅野という俳優はなんとなくすきなんですがねぇ、駄目でしたか。。。
〔ヴィヨンの妻〕はかなり面白く読みましたのでがっかりするような映画は観なくていいかなとおもっています。
太宰を読んでいない人には、ある程度楽しめるかもしれませんが、読んで自分のイメージを作っている人を納得させるのは、難しいと思います。浅野忠信は「かあべえ」では私もよい俳優だなあと思いました。力のある俳優のようです。しかし、所詮、太宰とでは勝負になりません。太宰は自分自身に男女両性の要素を持っていたと思うんです。女性が多いようでもあります。映画では、2人が彼1人を表しているのでしょう。魅力的な部分は奥さんにとられてしまったのかな。