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【映画】きつねと私の12ヶ月

2007 仏 52分 原題《Le Renard et l'Enfant》 レンタルDVD
監督 リュック・ジャケ 出演 ベルティエ・ノエル・ブリュノ イザベル・カレ 

紹介:
本国フランスで大ヒット。『皇帝ペンギン』でアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞したリュック・ジャケ監督の初の長編フィクション。モンブランを臨む山岳地帯で育った監督自身の実体験をベースに、一匹の野生のきつねと少女の心の交流を描く。美しく雄大な景色の中に映し出される、ほろ苦く感動的な物語は観る者の心を捕らえて離さない。

物語:
少女リラは、森の中で美しい柔毛とつぶらな瞳を持つきつねと出会う。一目で彼に魅了されたリラはテトゥと名づけ、心を通わせようと森に通い始める。警戒心の強いテトゥだったが、次第にリラに心を開き始め……。
~~~以上は「ぴあ」より引用~~~

感想:
主人公は大阪のコメディアン山田花子に顔立ちと声がそっくりで、バレエでも習っているのか、姿勢がとても良いのが印象的だ。(我国ではもっぱら3枚目の山田だが、渡仏すればアイドルになれるかも知れない)ひとりで自然の中を歩く様子は、日本映画の少女にはあまり見られない、独立独歩の気概を表している。自然描写の素晴しさは、「WATARIDORI」でも感じたが、仏のドキュメンタリー映画らしい。野性と人間、それぞれのどうしようもなく根源的な、譲れない性質が衝突するのだが、これは何も狐とだけでなく猫とでも、人間同士にもありうると思う。ご都合主義に陥らない、深い自然への洞察が感じられる。
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