マリの朗読と作詞作曲

古典や小説などの朗読と自作曲を紹介するブログです。
写真やイラストはフリー素材を拝借しています。

方丈記

2021年09月05日 | 古典の朗読

方丈記

 

 

河の流れは絶えることがないが、

常に同じ水ではない。

よどみに浮かぶのは、

現れては消え、消えては現れる

千変万化のうたかたなのだ。

世の中の人と住まいも

またこれに同じ。

 

 

「ゆく河の流れは絶えずして、

しかももとの水にあらず。

よどみに浮かぶうたかたは、

かつ消え かつ結びて、

久しくとどまりたる例なし。

世の中にある、人と住みかと、

またかくのごとし。」