謡曲「鉢木」
ある雪の晩、
旅僧に身をやつした北条時頼は、
一軒のあばら家に一夜の宿を乞う。
家の主は、極貧の中
精いっぱいのもてなしをし、
鎌倉幕府への忠誠と覚悟を語り出す。
「かやうに落ちぶれては候へども
・・・・・(中略)・・・・・
思う敵と
寄り合ひ打ち合ひて
死なん此の身の
此のままならばいたづらに、
餓に疲れて死なん命
なんぼう無念の事ざうぞ」
謡曲「鉢木」
ある雪の晩、
旅僧に身をやつした北条時頼は、
一軒のあばら家に一夜の宿を乞う。
家の主は、極貧の中
精いっぱいのもてなしをし、
鎌倉幕府への忠誠と覚悟を語り出す。
「かやうに落ちぶれては候へども
・・・・・(中略)・・・・・
思う敵と
寄り合ひ打ち合ひて
死なん此の身の
此のままならばいたづらに、
餓に疲れて死なん命
なんぼう無念の事ざうぞ」