
平家一門の栄枯盛衰を描いた軍記物語。
琵琶法師によって語り(平曲)継がれ、
のちに本にまとめられた。
(近世は講談にもなっている。)
平曲は琵琶を弾きながら語るので、
今の弾き語りライブと同じ感じで
聴衆は聴いていたのでは
と考えると、
なんだか身近に思えて楽しい。
当初は語るために作られただけあって、
言葉のリズムが心地良い。
平家物語・祇園精舎
平家物語・祇園精舎
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、唯春の世の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ。