○色彩俳句041・群青01・野村喜舟
○「群青に川の流るゝ桜かな」(野村喜舟01)
○季語(桜・晩春)
群青色(ぐんじょういろ) 4c6cb3●■▲
【鑑賞】:群青色(ぐんじょういろ)とは、やや紫みを帯びた深い青色をいいます。ウルトラマリンブルー(ultramarine blue)とも。群青色の川の流れに桜のピンクが映えています。桜前線はすでに本州最北を過ぎました。
○野村喜舟(のむらきしゅう)(1886~1983)
○好きな一句「花の山淋しき絶頂ありにけり」02
○季語(花の山・晩春)
【Profile】:金沢市出身。終戦まで陸軍造兵廠に勤務。1909年岡本松浜に師事して作句。のち松浜が東京を去る際に、→久保田万太郎とともに→松根東洋城に指導を委託される。以来、東洋城に師事し「国民俳壇」にて活躍。1915年、東洋城の「渋柿」創刊同人となる。1952年、東洋城引退により「渋柿」主宰。