●五感俳句0241・酔い01・菊地京子01・2015-08-24(月)
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○「昏くなる花野で髪の酔い覚ます」(菊地京子01)
季語(花野・秋) 「くらくなるまではなのでかみのよいさます」
【鑑賞】:酒に酔うということは、髪の先まで酔うということなのでしょう。しかも昼酒です。酔った黒髪をなだめるのには闇を待たなければ。それには花野がうってつけです。今日は愛酒の日(若山牧水1885年の誕生日)。
○菊地京子(きくちきょうこ)
○好きな一句「青蚊帳に父の潜水艦がいる」02
季語(蚊帳・夏) 「あおがやにちちのせんすいかんがいる」
【Profile】:1930年、秋田県生まれ。「麦」所属。「華」主宰。千葉県流山市在住。「青蚊帳」の句で1994年、第25回原爆忌俳句東京大会東京都知事賞授賞。
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