○五体俳句0241・右足01・樋口由紀子01・2015-08-25(火)
○「右足で家の深さを確かめる」(『容顔(ようげん)』1999)(樋口由紀子01)
○季語(無季・川柳) 「みぎあしでいえのふかさをたしかめる」
【鑑賞】:今日は「川柳発祥の日」。そこでとっておきの一句。いつも「家」とは安らぎの場所とは限りません。時には緊張の場所であったり懐疑の場所であったり。これは、おそるおそる家の敷居を跨いでいるときの様子です。しかも右足から。
○樋口由紀子(ひぐちゆきこ)
○好きな一句「半身は肉買うために立っている」(『同上)』)02
季語(無季・川柳) 「はんしんはにくかうためにたっている」
【Profile】:1953年大阪府出身。「川柳展望」(→時実新子主宰)同人、「連衆」(谷口慎也)、「零の会通信」、「関西戦後俳句聞き語りの会」(堀本吟)、「PO」、「川柳大学」(時実新子)等を経て1998年「MANO」創刊。現在「MANO」編集発行人、「豈」同人、「バックストローク」会員。1996年川柳Z賞大賞、1999年『容顔』で川柳句集文学賞。
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樋口由紀子掲載句
03透明な壜になるまで谷を這う(無季・川柳)〈特集680・びんびん俳句1-4壜〉2024/12/27
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