●方法俳句414・比喩(直喩)=ごとく39・友岡子郷3・2019-01-17(木)
○「黒き箭のごとく暁鶴現はるる」(『翌』1996)(→友岡子郷3)
○季語(鶴・三冬)(「俳句201312」より引用)【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:阪神大震災翌年の出版句集より。「一月十七日……」の前書き。※「矢・箭や」:弓につがえて射る物。一端には物を突き刺すやじり、他端には羽がつけてある。こんな暁の鶴が現れても何の不思議もないような阿鼻叫喚の地獄絵図。
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■Pickup「阪神大震災忌」8句(20190117)
01「平成七年一月十七日裂ける」(時実新子)(無季)(好きな一句)
02「枯草や住居無くんば命熱し」(永田耕衣)(枯草・三冬)(五感俳句112熱感1)
03「神戸かなしも風花已まぬルミナリエ」(市堀玉宗)(風花・晩冬)(特集俳句157地名俳句2)
04「一月のネオンの青き阪神忌」(赤尾恵以)(一月・晩冬)(色彩俳句209青24)
05「言の葉の失せし寒さや阪神忌」(手塚美佐)(寒さ・三冬)(五感俳句262寒感3)
06「水減りし阪神大震災忌の花瓶」(森田智子)(阪神大震災忌・晩冬)(次元俳句314 減る1)
07「底冷えや睡魔の来ればまた余震」(山田六甲)(底冷え・三冬)(五感俳句410眠気1)
08「黒き箭のごとく暁鶴現はるる」(友岡子郷)↑
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