●五感俳句391・聴覚95・飯田蛇笏7・2018-8-7(火)
○「秋たつや川瀬にまじる風の音」(『山廬集』1932)(1931年作)(→飯田蛇笏7)
○季語(秋たつ・初秋)(「俳句201605」より引用)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:川のやや浅い瀬は小さな白波が多く立つところです。その白波へと立秋の風の音が混じり合います。2018年南関東は連日の殺人的な猛暑からようやく解放されて、30度を下回る立秋の朝となりました。13号がまた接近しているようですが。
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■Pickupこれまでの「立秋」俳句6句
→2011/12/13好きな一句「新聞の天地ぎざぎざ今朝の秋」(中原幸子)『以上、西陣から(2006)』
→2013/9/17色彩・白「親よりも白き羊や今朝の秋」(村上鬼城)『鬼城句集(1917)』
→2014/8/7方法・比喩かたちに「秋立つや風のかたちに猫ねむり」(出口善子)「花曜」
→2015/8/8挿絵俳句「立秋をはさむふたつの殺戮忌」(透次)『剥離(2016)』
→2016/8/7次元・立秋(時間)「雑然と秋に入りたる机かな」(蓬田節子)「鷹201111」
→2017/8/12「秋立つ日簾きりりと捲きあぐる」(すずのみぐさ女)「句と評論193710」
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