●方法俳句0244・同質因果025・松野自得01・2015-09-17(木)
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○「風吹けば風から生れ赤とんぼ」(松野自得01)
季語(赤とんぼ・秋) 「かぜふけばかぜからうまれあかとんぼ」(「天穹俳句会」より引用http://www.tenkyu-haiku.com/tenkyu.html)
【鑑賞】:方法の「同質回帰・因果」。「同質因果」としては10句目。どこからともなく湧いて空にあふれる秋あかね。これは秋風が生みだしたものに違いない。これだけ秋風に身を任せられるのだから。
○松野自得(まつのじとく)(1890~1975)
○好きな一句「桧原湖は暮れて磐梯月に聳つ」02
季語(月・秋) 「えばらこはくれてばんだいつきにたつ」(「松野自得」より引用http://www.hibarisou.com/meisyo/jitoku.html)
【Profile】:群馬県前橋市出身。最善寺住職。俳人画家。1907年、日本画を志して上野美術学校に入学。はじめ浮世絵を学んだが、 やがて山内多門の門下生となり山水画に転向、自得と号す。俳句はホトトギス所属後、1928年に俳句雑誌「さいかち」を創刊し、主幹となる。
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