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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

■次元俳句578「古郷の春やむかしを夕桜」(『不白翁句集』)(川上不白)

2022-04-10 04:56:00 | 次元俳句

○次元俳句578・昔(時間)3・川上不白01・2020-04-10(日)
○「古郷の春やむかしを夕桜」(『不白翁句集』)(川上不白01)
○季語(夕桜・晩春)(「→川上不白の俳諧」より引用)【→次元俳句-索引1索引2索引3索引4索引5忌日祈念日俳句】【→俳人一覧(いいいたうえせそてとにぬねのふへほみむめゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:この句はただものではない。なんと時間を示す語句を四個も含んでいる。すなわち「古」「春」「昔」「夕」である。故郷の桜の花はあらゆる時間のなかに漂っている。

川上不白(かわかみふはく)(1716~1807)
○好きな一句「永き日や絵馬をみてゐる旅の人」(『不白翁句集』)02
○季語(永き日・三春)(「角川俳句大歳時記・春」より引用)

【Profile】:紀州新宮の生まれ。江戸後期の茶人。不白流の祖。紀伊国水野藩士川上五郎作の次男。茶名は宗雪、別号を黙雷庵・蓮花庵、俳号を不羨庵。茶匠を志し、如心斎宗左の門に入る。師の許しを受けて江戸に住し江戸千家を創設。文筆・俳諧も能くした。


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