○次元俳句025・凝縮(空間)02・福田蓼汀
○「福寿草家族のごとくかたまれり」(福田蓼汀01)
○季語(福寿草・新年)
【鑑賞】:ひしめいたり、かたまったりしている様を詠んだ「凝縮」。鉢植えの福寿草が大小とりまぜてかたまって咲いています。まるで家族のようです。松が取れて数日経ちますが2011年最後の「新年」の句です。
○福田蓼汀(ふくだりょうてい)(1905~1988)
○好きな一句「北風やかなしき楽の曲馬団」02
○季語(北風・冬)
【Profile】:山口萩の出身。1931年→高浜虚子に師事。「東大俳句会」に参加。1940年「ホトトギス」同人。戦後の1948年「山火」創刊主宰。現代俳句協会員を経て1961年俳人協会創立幹事。その後理事。1969年、山で遭難した子息の捜索行を詠んだ「秋風挽歌」30句が第4回蛇笏賞を受賞。
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福田蓼汀掲載句
03萍の静かに閉ぢぬ船の道(萍・仲夏)〈五感586・聴覚137静寂16〉2022/6/7
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