●五体俳句649・腕9・松永浮堂03・2024-05-21(火)
○「ボート漕ぐ翼のごとく腕を張り」(『遊水』2011)(→松永浮堂03)
○季語(ボート・三夏)【→五体俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:櫂は振り返る。ボートは進む。あくまでも新しい未来へ向けて腕を張るのであろう。今日は「リンドバーグ翼の日」。下記に「翼」使用句10句を挙げる。
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■Pickup118「翼」使用俳句10句(2024-05-21)
→01「翼借りて顔じゅう冬の明るさを」(京武久美)(五体107顔4)
→02「白鳥の翼の内は熱からん」(澤井我来)(五感159熱感3)
→03「かぶるなら翼のやうな夏帽子」(『午後』1996)(大牧広)(方法178直喩24やうな2)
→04「両の手は翼の名残青嵐」(『孤島』2007)(掛井広通)(五体341両手6)
→05「両翼の傾斜たのしむ蜻蛉かな」(阿波野青畝)(特集348傾く俳句1-7)
→06「そんなにも翼の痒し春の鳥」(青木空知)(五感367痒み1)
→07「噴煙の真白き翼秋高し」(瀬戸清子)(好きな一句)
→08「シャガールの女に翼秋澄めり」(下山宏子)(好きな一句)
→09「春色の翼を買ひに銀座まで」(『翼を買ひに』2008)(原霞)(色彩570~色38)
→10「春愁や伏せて翼のごとき本」(『光のなかへ』2022)(菰田晶)(特集608きれきれ俳句1-2や)
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