○色彩俳句634・暗色13・山口昭男03・2023-08-20(日)
○「秋の蚊のまともに水のくらさかな」(→山口昭男03)
○季語(秋の蚊・初秋)(「→週刊俳句第283号2012-9-23」より引用)【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:今日は「蚊の日」。さて掲句。なかなか手強い。「秋の蚊のまともに」で意味がまとまるとすれば「まともに秋の蚊の急襲をうけて」ほどの意味か。「まともに水のくらさかな」では「夕暮れの水面の暗さを目の当たりにして」ほどの意味か。しかしどちらの意味をも含んでいると解釈したい。「まともに」は接続詞的な役割を果たしているのではないか。「秋の蚊」と「水の暗さ」が「まともに」結びついて迫ってくる。
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