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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

●特集俳句0305・一人俳句04・外山一機01・2016-11-18(金)

2016-11-18 04:56:00 | 特集俳句

○特集俳句0305・一人俳句04・外山一機01・2016-11-18(金)
○「信じゆくは/遥かなる穂//ひとり渡る」(『平成』2013)(外山一機01)
(/は改行。//は改行に行明け)
季語(無季) 「しんじゆくははるかなるほひとりわたる」(→「外山一機句集でました。」より引用)【→特集俳句-索引1索引2 →俳人一覧(うえおかきくけこしすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもや~)】

【鑑賞】:この句はご存知「→新宿ははるかなる墓碑鳥渡る」(福永耕二)のパロディー句です。「墓碑」を大胆にも「穂」と「ひとり」の「ひ」に分解してしまったのがお手柄でしょう。

 

外山一機(とやまかずき)
○好きな一句「幾代も/斎きの/深棹/倒れけり」(『平成』2013)02
季語(無季) 「いくだいもゆきのふかさをたおれけり」(引用同上)→「いくたびも雪の深さを尋ねけり」(子規

【Profile】:1983年、群馬県伊勢崎市出身。2000年から2年間、上毛新聞の「ジュニア俳壇」(鈴木伸一林桂共選)に投句。2004年から同人誌『鬣TATEGAMI』同人。共著に『新撰21』(邑書林)。


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