○五感俳句0305・聴覚073・山岸巨狼01・2016-11-14(月)
○「枯どぐい海鳴り返す崖屏風」(『葦牙北方季題選集』)(山岸巨狼01)
○季語(枯どぐい・冬) 「かれどぐいうみなりかへすがけびょうぶ」(「俳句201401」より引用)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえお・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:枯どぐい:北海道の雪中に立つ大虎杖(オオイタドリ)。海鳴りが屏風のように聳える断崖にぶち当たる。樹木のような枯イタドリ。スケールの大きな北海道の情景。
○山岸巨狼(やまぎしきょろう)(1910~1997)
○好きな一句「冬帽の男多喜二の死を知らす」02
○季語(冬帽) 「ふゆぼうのおとこたきじのしをしらす」(→「深秋会」より引用)
【Profile】:北海道余市町出身。北方季題の発掘と啓蒙に尽力した牛島藤六、長谷部虎杖子の仕事を継承し、風土に根ざす俳句を推進。主宰する「葦牙」では「北方季題選集」を発行。句風は平明で風土性に富む。
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