○特集俳句670・食事俳句1-4昼の飯・嶋田麻紀04・2024-10-18(金)
○「青空や目刺によごれ昼の飯」(→嶋田麻紀04)
○季語(目刺・三春)【→特集俳句-索引1・索引2・検索3・検索4・検索5】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:「青空」「目刺」「昼の飯」と普段使いの名詞が並ぶ。出来上った句も古風な味を持つ。今までの「目刺」を扱った句のいずれも俳人の人生を詠み込んだ境涯句が多い。
「風花のかかりてあをき目刺買ふ」(石原舟月)・「木がらしや目刺にのこる海のいろ」(『澄江堂句集』1927)(芥川龍之介)・「霞む日や洞然とある目刺の目」(『門』1955)(京極杜藻)・「人の死へ藁の匂ひの目刺食ふ」(新谷ひろし)・「独り焼く目刺や切に打返し」(篠原温亭)。
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