○色彩俳句062・白011・片山由美子・2011-11-16
○「船は花嫁の白さや雲の秋」(片山由美子01)
○季語(雲の秋・三秋)
【鑑賞】:この船は大きな客船でしょうか。その船の白さはどこか花嫁の衣装の白さに似ています。蒼い洋上の客船の上には秋の雲が横たわっています。
○片山由美子(かたやまゆみこ)
○好きな一句「それぞれの部屋にこもりて夜長かな」(『天弓』1995)02
○季語(夜長・三秋)
【Profile】:1952年千葉県生まれ。上野学園大学ピアノ科卒。ピアノ教師となり20代後半から句作を始める。1979年→鷹羽狩行に師事し句作開始。「狩」同人から副主宰。第5回俳句研究賞、第8回俳人協会評論新人賞、第21回俳人協会評論賞、2013年『香雨』で第52回俳人協会賞受賞。2019年俳誌「香雨」創刊主宰。
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片山由美子掲載句
03まだもののかたちに雪の積りをり(『風待月』2004)(雪・晩冬)〈方法316・形状発見2〉2017/2/2
04うすぎぬのごとき日差しや苔の花(苔の花・仲夏)〈方法535・直喩119ごとき5〉2021/6/17
05家々を時報とびだす麦の秋(麦の秋・初夏)〈方法650・音の物質化18〉2024/5/27
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