●五体俳句0172・二の腕01・中西夕紀01・2014-04-298(火)
○「どこよりも二の腕冷えて蜃気楼」(中西夕紀01)
季語(蜃気楼・春)
「二の腕」はもちろん五体俳句、初登場であります。「二の腕」とは一般的には肩から肘までの部分をさすのだそうです。とすると「一の腕」があるのかどうかは諸説…。ともかくも力瘤のあたりと考えましょうか。そこが、体のどこよりも冷えています。半袖を着たのに「春寒し」の天候だったからかな?
○中西夕紀(なかにしゆき)
代表句「檻の鷲わづかを飛べり秋風裡」02
季語(秋風裡)
1953年、東京都生まれ。27歳で俳句を始め、1981年、→宮坂静生の「岳」入会。→藤田湘子の「鷹」を経て「晨」の→宇佐美魚目に師事。2007年、「琉」編集長を辞し、2008年「都市」を創刊主宰。→俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)
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