昨日とは変わって今日は何のときめきもない1日だった。
と言うよりもそう意図した日だったとも言える。
教師の経験のある人が、子供の作文について「イベントや行事があったことを書けるのは普通だが、なーんにもない1日を描写できる子は少ない」と言った。
子供に限らず大人もそうだ。
朝食昼食夕食はかわらず、夫は体操 音読 筆写も日課
訪ねて来る人もなく二人の定型会話のみ
まっ、明日のカリグラフィーのお稽古に備えてちょっと練習したぐらいか。
お嫁さんのお茶の先生は「歳をとると『キョウヨウ』が大事です」とよく言われたとか。
「今日 用事がある」ー今日 いくところがあるーと言う「キョウヨウ」
なるほど それ名言ーできれば病院、スーパーは除きたいところではあるがー
体の故障も出る年齢で個別差もあり気軽に誘い合う友人も少なくなった。
こうなれば1人で企画し活動すればいいこと
パリに2か月ほどいた時 メトロに乗って方々回った。
そのうちあることに気がついた。
高齢のマダムたちでさえ、ほとんど1人で行動している。
美術館でもショッピングでも散策でも単独。
さて、日本に帰ってお土産を届けに茅ヶ崎の妹のところに行こうと湘南電車に乗ってびっくり!
ちょうどいい季節で花見にでも行くのだろうか、1両ほとんどいくつかの中年のグループで埋めつくされ、おしゃべり、笑い声で、心中、マナー違反と言いたいほどだった。
1人でーせいぜい2人程度ー行動するパリのマダムたちは意志的で素敵
この国のおばさんたち、おっ、素敵、!と振り向かせる人はほとんど連れのないひとりの人
大人は成熟した街がよく似合う。
丸の内の仲通は大人の街、連れは少ない。
銀座は残念ながら群ればかり。