朝食のあと早くも居眠りがはじまった夫の寝息、つけっぱなしのテレビを消そうとリモコンを手にしたら表記の番組がはじまった。
いろいろ世間を賑わせた夫婦だが好き嫌いは兎も角、なかなか深い会話も多かった。
結婚前、海外留学あり、英語は堪能、良家の子女、という相手サッチー、京都の田舎で貧しい母子家庭だった監督は眩しすぎる経歴に目が眩んだ。
年上でズバスバもの言うサッチーを頼もしく思い 結婚
しかし、のちにサッチーの経営する会社が脱税で逮捕、監督も責任をとって辞任する等々、荒波もあった。
そこでわかったのがサッチーの経歴が「100%うそだった」こと
サッチーは福島の農家の出だった。
当時はきつく問い詰めたが、今、監督は「うそも愛のうちだった」と思っている。
監督はいい男だと思った。
晩年、聞こう聞こうと思って言わなかったことー「お前はしあわせだったか?」ー
今でも聞きたかったという監督に番組のスタッフが見せた過去のサッチーのテレビの一幕
「監督はどんなかたですか?」の問いに
「最高の夫、最高の男ですよ」 その場面に思わず監督の目が潤んだ。
そして、もうひとつ思うこと、
それは2人の亡くなりかた、(一瞬は苦しいかもしれないが)穏やかに眠りの世界に入れるってあらまほしきこと!です。
さらに言えば、
表題のように「ひとりで生きる」とはいかなかった監督、ひとりでは生きられなかったという結論だったのか、とも思った。
以上は真面目な感想、それよりも驚いた場面があった。
サッチーは刺身や寿司がだめ、監督は寿司が大好物、
「ここはとても美味しい寿司屋よ」と(夫のために)探してきた寿司やに週2回は通ったというその店。
(サッチーはここでうどんを食べてたと監督は力なく笑っていた。)
その鮨屋さん、うちがよく出前を頼む店だった。
んっ?
それが何?って?
いや、今度、板前さんとちょっと話がはずむかなって思っただけです、、、