
WBA、WBO、WBC 世界ライト級チャンピオン、ワシル・ロマチェンコ(32=ウクライナ)とIBF 同チャンピオン、テオフィモ・ロペス(23=米国)の4団体統一戦が無観客のラスベガスで行われ、116―112、119―109、117―111の3―0の判定でロペスがロマチェンコを破った。
23歳の若きロペスがライト級統一チャンピオンになった。

ロペスは史上5人目の4団体統一王者だ。
試合はロマチェンコがロペスの強打を警戒して、盛り上がりに欠けるモノだった。
前半はロマチェンコはほとんど手を出さず、ロペスの動きを見る展開だった。
8Rくらいから攻勢に出るが、ロペスも反撃する。
10R過ぎから、ロペスがスタミナを失ってきたところを、ロマチェンコは回転数の速いパンチを繰り出す。
11、12Rは明らかにロマチェンコの攻勢が目立ったが、0―3の判定負けだった。
これまで世界のボクシング界はコロナ禍の影響で、ビッグファイトが行われなかった。
この試合を皮切りに11月1日には我らが井上尚弥(27)とオーストラリアのマロニーの防衛戦も同じくラスベガスで行われる。
ボクシングファンの僕にとって、こんな嬉しいことはない。
井上尚弥のKO勝利に期待しよう。
両者のこれまでの戦績は下の写真の通りだった。

