天涯孤独男のつぶやき!

もうこの歳になると怖いモノはない。何でも好き勝手書かせてもらいます。多少辛口になります。ジャンルは世の中のことすべて。

宗教学者・島田裕巳の思い出&新著「性(セックス)と宗教」

2022-01-21 09:42:28 | 日記

昨日、西宮ガーデンズでリベンジ消費したことを書いた。
タリーズコーヒーで原稿を書いて本屋に寄った。
宗教学者・島田裕巳の新著「性(セックス)と宗教」があったので、早速買った。
僕は常々、キリスト教や仏教が性的に禁欲を強いていることを疑問に思っていた。
最近、カトリックの神父らが少年達に性的虐待をしていることが、世界的に発覚。
大問題になっている。
神父は一生独身を義務付けられている。
僕は人間は本能から逃れられないので、こんな不自然なことを強いたから、こういう事件が起きたと思っている。
そういう問題意識でこの本を読みたいと思っている。
僕は島田先生の数多の新書から、世界の宗教、宗教の世界を学んだ。
この本もきっと知的刺激になるだろう。

僕は島田先生を1995年秋に京都で取材したことがある。
その記事は東スポの1面(写真)を飾ったから、よく覚えている。
当時はオウム事件で日本中が震撼し、各社は1年間に亘りオウムを追い掛けた。
日本女子大の宗教学教授だった島田先生はオウムを擁護したとされ、マスコミから叩かれていた。
僕らは京都の学会に来た島田教授を追い掛け、ホテルの部屋で話を聞いた。
島田教授はオウムとの関係を全面的否定し、あることないことを書かれたと怒っていた。
しかし、僕は島田教授の誠実な態度と人柄の良さに好感を持ったことを記憶している。
その後、先生はオウムの件で日本女子大を追われた。
そんな奇縁を契機に、僕は島田先生の宗教についての多くの著書を読み続けている。