汚い話～爪水虫。

僕は自分のことを何でも開けっ広げに書いているが、それでも恥ずかしくて書けないこともある。
僕は軽い水虫持ちだった。

市販の水虫薬を使っていたが、退職して裸足が多くなると、治った。

いつしか薬も買わなくなった。

しかし爪を変形させる爪水虫は市販薬では治せず、歩いてても痛くなってきた。

爪も分厚く変形して醜い。

特に両方の親指だ。

そこで、去年の7月頃、塚口駅近くの「I皮フ科」に行った。

テキパキした阪大出の女医さんだった。

ニッパで爪を切り、顕微鏡を覗き「これは白癬箘です。爪水虫ですね」と即確定。

「治療法としては3つあります。塗り薬。これはなかなか治りません。昔からある飲み薬。1年くらい掛かりますかね。それから最近出た新薬。3か月服用します。よく効きますよ。どれを選びますか？」

「勿論、よく効くという新薬でお願いします」

「しかし、この薬、肝臓を痛める副作用が出ることがあります。血液検査をしながら服用します」

ということで、その新薬を服用することにした。

1か月半くらい飲んだかな。

その頃、僕は体調を壊していた。

かかりつけ医と相談し、水虫薬を止めることにした。

女医さんは不満そうだったが、塗り薬に切り替えて貰った。

その塗り薬は長く持って、先日5か月ぶりくらいにI皮フ科に行った。

新たな爪が生えてきて、素人目にも治っていた。

女医さんも「治ってますね。途中で止めたけど、飲み薬が効いたんですよ」と仰る。

僕もホッとした。

新たに塗り薬を貰ってルンルン気分で医院を後にした。