第1弾はロシア専門家・佐藤優とアメリカ外交の専門家・手嶋龍一との対談だった。
非常に勉強になった。
今回は世界的な歴史人口学者のエマニュエル・トッドと池上彰の対談集。
まあ対談というよりは池上が聞き手いう感じかな。
トッドと言えばソ連崩壊、英国のEU離脱、トランプ大統領誕生などを予言した有名なフランスの知識人。
彼は今回の露ウ戦争、アメリカが元凶だと言う。
アメリカが世界の一部しか支持していない「自由と民主主義」を世界中に押し付けた結果こうなった、と言うのだ。
そして世界はもはや第3次世界大戦に突入しているとも。
うーん、そうかなと僕は思うが…。
フランス人のアメリカ嫌いはド・ゴールから今のマクロンまで徹底してますね。
トッドもアメリカをボロクソにいう。
世界はもっと多様性に富んだモノなのに、アメリカが一方的な価値を押し付けている。
もうそれも終わり、アメリカは没落するらしい。
まっ厳密にメモを取って読んでないので、こんな感想でご勘弁を。
最後にこの戦争はトッドは5年くらい続くと言い、池上は10年くらい続くと言う。
どれだけの尊い命が失われ、ウクライナの国土が破壊されるのか、絶望的になる。