わけししょうロケ【愛媛】Matsuyama Ehime

日常から非日常まで、独特な人生の渡り方。不安定な安定の求め方。非正規上等、「いざ」という時のためにも。

愛媛県松山市道後一万「和食たかなし」【わけししょうロケ】新春編

2018年01月07日 | 食い呑み

誰に向かって宣(のたま)うか、まあ内なる声としての宣言ではありますが。

 

昨年はいい年でありました、が。本年はさらにいい年とすることとします

 

このロケに目を通してくださっている皆々様にも、そうあっていただきたいと祈念するものであります。

 

 

正月気分なんて年々薄れていく日本の片田舎、和気入道宅にたくさんのお花が来ました。知人からいただきました。

 

 普段は華がない和気であっても、正月を実感できる気分になりますなあ。

 

 

でもって、家人と2人で正月後半のイベントとしまして、和食「たかなし」へ行くことにしました。電話して営業中を確認。家から伊予和気駅まで徒歩にて移動。JR予讃線に乗って松山駅下車。伊予鉄道路面電車「道後温泉方面行き」に乗り換えます。上一万電停で下車して到着です。時間と手間がかかるといえばそうかもしれませんが、車での移動では味わえない行程も楽しみの一つだと思います。都会だと徒歩&電車移動が普通だし、田舎者の脚力の衰えとかにも影響あんじゃないかなあ。

 

寒さ暗さもなんのその、約1時間の旅程の先に……………

とっぷりと日が暮れた闇に浮き上がる暖簾が和食「たかなし」です。ランチライムに一度お邪魔したことは当ブログにupしておりましす(こちら)が、夜の部については初めてロケとなります。ランチのクオリティから、夜の部についてもかなり期待しての来訪です。

 

木をふんだんに使った店内は落ち着いた感じであります。すでに2組がご来店。テーブル席に腰を下ろします。

 

まずはお飲物ですが、こちらの芋焼酎をチョイス。特に理由はありませんが、なんとなくお正月っぽいタイトルではありませんか。普段はまったく縁起を担がない和気ではありますが、さて本年は宝の山に巡り合えるでありましょうか。否、さにあらず。置かれている現在只今の場所こそ、宝の山也。眼目開けば自ずと判り候……………と。

説法はこれくらいにしておきます。

 

 

お通しがこれまた賀正度満点ですよ。

栗きんとんにカズノコであります。造り込んだおせち料理をいただける気分になれました。

そういや、このお店とは全然関係ありませんが、割烹とかがすんごい値段設定の限定予約でおせち料理をやってるじゃあないですか。あれって全然儲からないんだけど、季節のサービスでやってるんだとか……………とある人が謂ってました。

 

 本年の大願成就も祈念せず、とりあえず乾杯。

本日のおすすめはこちら。季節感全開の野菜と地元産が多いと観た魚介が多くエントリーされています。見所勘所を解説したいところではありますが、字面だけでは判断できません。さて、何をいただくことにしますかねえ……………

 

 まとめて頼まず、展開によって臨機の応変するのが和気流でありまして、まずは家人の希望にて、モズク酢とイカの塩辛なぞ。

肉厚ではない小振りなイカではありますが、 久しぶりにキチンとした塩辛をいただきましたよ。素材の鮮度の良さと活かす腕がないとこの味は出せません、ハイ。こりゃあ、日本酒がいいなあ。

 

さらにイカ。モンゴイカのお刺身でござい。

 

和気入道一家としてはシュッとしたスルメ・剣先系も好きなんですが、ぼってりしたアオリ・紋甲系がさらにお好みです。お味はもちろん文句なし。

特筆すべきなのは、こだわってんなあ、と感心したワサビです。絶対に大事です! と声を張り上げたい。愛媛では土地柄、新鮮な刺身は年がら年中いただくことは難しくないのですが、安いわさびを供するお店も少なくありません。それではせっかくのいい素材も活きないのであります。某CMの「味はわさびできまります」はあながちウソではありません。ただし、その商品レベルでは物足りませんがね。

 

 

 さて続いての「本日のおすすめ」からのチョイスはこちら。何か判りますか?和気も初めて見ましたよ。

 

こちらは「つくねいもの磯部揚げ」でございます。海苔で包んだもっちり感がある芋を揚げ出しでいただきます。ホントに、餅みたい。

こういう包み物って、縁起物なんですよ。子宝運や金運につながるって、これは中国の慣習ですか。ま、日本でも通じることにします。

 

 

でもって、続いては焼き物でいきたいとの意見になり、大将に訊いてみることに。「サワラが美味しいですよ」とのこと。

和気殿の中では選択肢に挙げってこない、意外なお薦めです。まあ、そういわれるなら、注文しましょ。

で、けっこう時間がかかって供されたのがこちら「鰆のカマ焼き」。このサイズだとかなりの大物。瀬戸内では非常にメジャーですが、カマは食ったことないような。

一口いただき、 おお!!! こ、これは………………… 

今回のチョイスでは一番だった、というか驚きの美味さです。いやあ、これはいい。

カウンターの奥に鎮座するオーブンに見入ってしまいましたぞ。いい仕事してんなあ。

 

 

さて、バランスなんて考えずのメニューチョイスが毎度なんですが、煮物を頼んで気が付けば、一応はコース? みたいになってしまいそう。で、お次はこちら。

ふろふき大根。言うまでもなく、冬の定番です。これまたおいしい。

 

 

ここまで来れば、締めもいきますか。ご飯物って、ほとんど頼まないのですが、今回は好きなのがありましたので。

「貝柱土鍋飯」です。オーダーが入ってから炊くので、こちらもお時間をいただきます。

炊き立てを女将に盛ってもらいます。ただし! ただの貝柱じゃあございませんぜ。これぞ、愛媛ならではの、この時期ならではの、お楽しみ。そうです、アコヤ貝柱の炊き込みご飯であります。これ、大好き。

真珠養殖が盛んな愛媛らしい、でも実はけっこう珍しく、以前は養殖している人だけが真珠の浜上げの時期に食べられる役得みたいなものでありました。和気もえらい以前に真珠をやってる人に頂いて、その美味しさに驚いた記憶があります。それが流通するようになってきたのですが、まだあまり知られてないかもしれませんねえ。旅人風情にはお薦めですよ。

 

ということで、新年早々の大盤振る舞いとなりました。いや~、満足度高いですよ。

 

 

後ろ髪、惹かれるものがありましたので、備忘録的に記しておきます。なんかねえ、我々以外のお客さんが洩れなく注文していたのが、「あったか寄鍋」でした。すごく美味しいんだとかで、となりのおじさんは残った野菜まで持って帰ろうとして連れの方に止められてました。けっきょくお持ち帰ってました。う~ん、そんなに旨いのか。次回以降の宿題にとっておこうか。


愛媛県今治市上徳「チャイナダイニング彩鳳」【わけししょうロケ】シェフにお願い! 特別オーダー第2弾

2017年11月13日 | 食い呑み

以前にも触れましたが、愛媛今治は福建シンジケートがありまして、その系統の中華料理屋がたくさんあります。たどればみんな親戚筋とのことですが、和気入道自身が確認したわけではないので、確証はありません。すでに地域になくてはならない存在であり、市民の胃袋を満たす役割を果たしています。焼き鳥や焼き豚卵飯が目立ちますが、これも今治食文化を一翼を為していると指摘しておきます。

特徴としては、いわゆる日本独自の「中華料理」ど真ん中で、日本の方どなたにも受け入れられるメニュー構成となっています。例えば、中華丼や餃子定食、天津飯、八宝菜、チャンポンは取り揃えております。言うまでもなく、福建料理とは似ても似つかないのであります。それはそれとして価値があります。もちろん、和気入道もよく利用しており、このブログ内でも紹介しております。

中国に多く行っている和気としましては、やはり本場の中国料理が恋しくなることもあります。中国に行かれた日本の方はご理解いただけると思いますが、中華料理と中国料理は似て非なるものです。中国料理とはカテゴリーとしてはエスニック料理といえるかもしれません。東京などでは明らかに在日華人をターゲットにする現地100%のノリでやっている飲食店がありますが、愛媛ではなかなか難しいものがあります。まあ、未知の文化ですから仕方ありませんが、日本の人は中国人が中華丼を食べていると思ってるでしょうかね。

胃袋ホームシック? への処方箋がここにあり。毎度お世話になっております、今治は上徳にあります彩鳳さんであります。 表メニューも愛好しておりますが、久しぶりにわがままオーダーをお願いしました。備忘録的に展開することをご了承ください。今回は5人での席を設けることになっております。ついついたのみすぎてしまうのですが、余れば持ち帰りにすればいいだけのこと。

 

まずはこちら、「清蒸鱼」です。薬味をたっぷりぶちまいた醤油ベースの蒸した鯛です。あえて魚種は伝えず、お任せしました。愛媛の真鯛は養殖物、旬の天然物ともすばらしく、中国料理では比較的アッサリとした味付けにはピッタリです。いきなりのメイン登場といった感じです。

 

 

さて、こちらは「红烧茄子」。前回とは作り込みが異なり、茄子以外の野菜も使われています。定番の麻婆茄子とはちょっと違うんですねえ。肉が使われておりませんが、こちらも日本人に合うと思います。

 

今回お願いしたメニューで「梅菜」が入手できないため、シェフが代わりに出してくれたのが「卤猪肉」です。豚スネ肉の蒸し煮といえばいいでしょうか。いや〜、日本でお目にかかれるとは! 感激ですね。プルプルフワフワの箸で切れるような柔らかさ。当然、連れの皆様もビックリ。角煮とは違う美味しさです。山西省の黒酢も出していただけるので、心はすでに大陸にあります。

 

 

出てくる順序がちと違うような気もしますが、続いては「西红柿鸡蛋」と「蚝油生菜」。字ヅラでは判りにくいかもしれませんが、トマトと卵の炒め物とレタスのオイスターソース炒めです。トマトを主としますが、イタリアンではなく、れっきとした中国料理です。絶妙の火加減で調理されたシンプルでごまかしが効かない定番です。加熱用のトマトではないですが、十分に満足できます。レタスも食感を残して素材の旨味も堪能できます。



写真にはありませんが、さらに「土豆丝」(ジャガイモの和え物)、前回と違って胡麻みそ仕立ての「丸子砂锅」(肉団子鍋)、「烧饼」(焼き肉マン?)をいただきました。

日本の人には異国体験、知ってる人にはノスタルジーを。という感じで今回も大満足でございました。さて次回は何をお願いしましょうか。

でもね、グランドメニューも美味しいものがたくさんあります。まずは定番から攻めて、複数回通っていただいてお店の人とお話が進むようになってからのステップとしてお薦めします。

 


愛媛県松山市道後一万「和食たかなし」【わけししょうロケ】ランチ編

2017年11月05日 | 食い呑み

愛媛松山は「文学のまち」などと賞されております。夏目漱石「坊ちゃん」(実は漱石先生は松山が嫌いだったとか)と正岡子規(実は俳句よりも短歌に素晴らしいものがあるとか)押しでありまして。まあ、地元原住民にそんな意識があるかは怪しいものですが。ただ、市内の小学校では長期バケーションには俳句をひねる宿題がしょっちゅう出るくらい、でありますし、俳句ポストがそこいら中に設置されています。ここしばらくのトレンドとしては司馬遼太郎の「坂之上の雲」の街づくりがおこなわれています。

日本中の地方都市では中心商店街の空洞化が叫ばれておりまして、松山中心部の「銀天街」「大街道」もかつての賑わいが影をひそめてしまっていると誰もが思っているかもしれません。人出は確かに減っております、が……………。松山の商店街は滅びることはない、という論を聞き及んだことがあります。その方の論によりますと、松山市駅(伊予鉄松山駅)から2つの商店街を通って文教地区にある愛媛大学・松山大学へ通うルートになっているからだそうです。若者が通ることによって、経済が成り立っているとか。恐らく地元衆には実感がないかもしれません。ぜひとも関係各位は人の流れを調査していただき、今後の街づくりに活かしていただきたいものです。

 

さて、その松山文教地区に隣接する赤十字松山病院のすぐ東、和菓子の菊屋のはす向かいに鮮やかな蒼い壁のお店が現れました。

 

この10月にオープンしました「和食たかなし」であります。

重厚な木材の看板というか表札というか、なにかメッセージを発しているように見えるのですが。さてどんな想いを込めているのか、店内に入りますと。


木材をふんだんに使っているレイアウトで落ち着いた店内、カウンターでは大将とスタッフがテキパキと動いております。

 

土曜日の午後1時くらいに4人で入店です。本日のランチメニューは2種、「アジの塩焼き・厚焼き玉子」と「カンパチの揚げ煮」となっております。お代は800円也、和気入道はカンパチをチョイスです。

 

オーダーを受けてから焼きに入るため、ちょいと時間をいただきます。さて、ほどなくやってきました「アジの塩焼き」でございます。



串を打って焼かれたアジは泳いでいる姿のように躍動感があります。これだけ丁寧な仕事で供された焼き物は久しぶりに見たような気がします。一見してレベルの高さが判ります。今のご時勢、魚の塩焼きをストレートに押せるお店はあまりありません。シンプルであるがゆえに食材の吟味、技術の高さが要求されます。小手先のごまかしがきかないのです。

お連れは評価はいかがなものであったか。「絶賛」レベルとのことでした。まあ、そうでしょうねえ。次回以降にいただくことにしましょう。アジ以外にはカマスなども供されるとのことです。

 

さて、続いて和気殿がオーダーしたカンパチが来ましたぞ。

出汁の効いたとろみアンはバランス良く絡んで、絶妙な揚げ具合のカンパチの味をぐっと引き出す感じです。レベル高いですよ。ご飯が進みますなあ。おかわり1杯はサービスとなっております。

添えられた小鉢の炊合せは瀬戸の小エビと里芋・南京です。これまた仕事が行き届いてます。写ってませんが、小松菜の和え物も供されました。自家製のお漬物、汁椀も高い水準ですよ。

たいへん美味しくいただきました。県外から来られた方も喜んでおりました。非常に地味なメニューではありますが、隙のない造り込みは瀬戸の小魚を満喫できるのであります。定食というレベルに留まるものではありませんぞ。お店の心意気を感じます。このクオリティを800円で楽しめるのであれば、コストパフォーマンスも非常に高いといえましょう。夜の部も楽しみです。

道後の端っこに位置するこじんまりとしたお店です。路面電車でアクセスできますので、松山観光の一環として加えてみてはいかがでしょうか。一応、前もって電話でご確認ください。

 


愛媛県松山市水泥町「マテラの森」【わけししょうロケ】

2017年08月10日 | 食い呑み

愛媛松山は四国地方では最大の都市でありまして。県庁所在地でもあり、比較的生活がしやすい町? 街? といえましょう。最近も住みやすい都市ランキングで4位でしたっけ、上位にランキングされたようですね。住んでいる地元衆は無意識かもしれませんが、いくつかポイントがあるように思います。和気入道的には……………

 

①気候が穏やか

夏は暑いし、冬は寒いのですが。日照は多いでしょう、柑橘類の栽培が全国トップである県でありますし。陽の光が生物に与える影響はいくつか考えられますが、精神衛生的にはプラスに働くのではないでしょうか。地形が大きく関係していますが、松山平野は四方を山に囲まれています。北方は瀬戸内海をはさんで中国山地、東と南は四国山地、西方はこれまた海をはさんで九州山地が彼方にあります。それぞれの山が雨雲・風や台風の影響を抑えるのであります。台風シーズンにも比較的被害が少ないことが多いように思います。もちろん大雨が降ることもありますが、太平洋側とは雨粒の大きさが違いますね。高知の雨粒はデカい、と思います。

 

②海と山

ま、日本どこでも海と山があるんですが、松山はほどよいバランスが取れているというか、暮らしやレジャーに都合がいいように思います。市街地の緑地・公演は多くないですが、車で一足伸ばせるとアウトドア派には楽しいロケーションが多いのであります。特に瀬戸内の海は通年で静かな波が打ち寄せます。透明度はまあまあですかね。あまりにも波がないので、太平洋岸に住んでる人が気味悪いと言ってましたが。昔に聞いた話では、中国のが日本に来て各地を案内されて「日本には大きな川がありませんね」と感想を述べたのですが、瀬戸内を観て「日本にも大きな川があるじゃないですか」と言ったとか。瀬戸内には多くの島があり、変化に富んだ風光明媚な光景は光と落ち着きを与えてくれるようです。JR予讃線は基本単線なのですが、松山~今治間は緑の中を縫って走り、突然海と島が開ける、めぐるましく変化するような道程です。高縄・石鎚・久万高原などの山も比較的近く、山派の方にも面白いのではないでしょうか。冬は愛媛でもスキーができます。

 

まあ、ほかにも売りはありますが、ここではこれくらいで。で、本題に入りますか。アウトドア派としては、愛媛松山は楽しめるところが多いと認識しておりましたが、こんなものが松山にできてました。「自然公園型ドライブイン マテラの森」です。屋内BBQコート、ドッグラン、お散歩コースなどがあります、しかも山がほど近い郊外に。

 

ん? と思った地元民は少なくなかったのではないでしょうか。手ぶらでBBQ、持ち込み歓迎、呑み食べ放題など、コンセプトはある意味で挑戦的ですが、なぜこの立地で? と勝手に心配してしまいました。犬を連れてきて店内でBBQ? 飲み放題って、車で来て? 

ひらけた広大な敷地は駐車場も完備。でも、だだっ広い地域なので、別に「そうですか」くらいにしか思えませんが。

店内も広く、席数も多いですね。ただし、炭火コンロはテーブルではなく、サイドに置いてあります。囲むスタイルではなく、奉行役が仕切るスタイルになるようです。子ども連れには危険がないかもしれません。

で、和気入道的にはまったく興味の対象ではありませんでした。軒先で息をするようにBBQをしておりますし、コンセプトも我々伊予の山猿には響くものがありません。値段も安くないと耳にはさんだりで、近づくこともありませんでしたが。


車で国道11号線を流していると見えたのは、縁のないBBQコートのはずでしたが、看板に「豚丼」の文字が踊っています。すかさずUターンします。平日昼間のため役の入りは上の画像の通りです。で、食券機で並を注文、番号札を渡され待つこと10分以上。で、カウンターで待ちうけていたのは、こちら。

ボリューム感はかなりのものですね。汁物(きちんとした豚汁)、キュウリの漬物付き。

小さいすり鉢がテーブルに置いてますので、胡麻を擦りまくって投入。いい感じですねえ。肉は柔らかくおいしい。脂身は生かと思うくらい。バラ肉と赤身の2種類の部位がのっかってます。量も多くはっきりって脂はかなりむつこいので、赤身がおいしく感じました。タレもテーブルにセットされていて、お好みでチャージします。ワンコインでは考えられないほどのボリュームとバリューです。本格的な豚丼をいただけるお店は松山ではほかにもありますが、これはこれでありですね。現場系のオッサン達がけっこう多かったようです。

想像ではありますが、当初のやり方から豚料理店であることを前面に押し出す戦略に舵を切ったように映ります。果たして吉と出るか凶と出るか。豚丼でも持ち込み可能なのかしら? と野暮なことを思ってしまいますが。


愛媛県松山市和気町「大声大会 2017」[和気入道ロケ]

2017年07月18日 | イベント

7月の第3月曜は「海の日」です。ここ最近にできた国民の祝日ですね。といっても何が狙いか、よく解らないとも言えなくもないのですが。和気入道発祥の地であります和気には海があります。和気海岸は旧松山市北部に位置し、堀江海岸と連って砂浜を形成しています。松山とは松が多いことに由来しているとのことですが、和気海岸の松林はその真骨頂といえましょう。古くから海水浴や釣りで市民に愛好されています。大幅な改修工事を経て、トイレなども整備されました。静かな波に松の緑と瀬戸の島々を展望できる風光は五感でぜひとも味わってほしいものです。地元民はボランティアで清掃活動をおこなっており、バーベキューや花火の後片づけをしない人間的闇と闘っております。昔の話でいえば、隣接する堀江海水浴場に面していた南海興業さんには虎や豹が飼育さていて(イヤイヤほんとに)、ガキの我々は海に泳ぎに来ては普通に猛獣を見ていた思い出があります。また、和気漁港の堤防は松山市内屈指の釣りの好ポイントだったのですが、どんどん釣れなくなっています。

私が和気入道と称してこの地に遊楽しておりますのは、この潮気に独特の効能があるとの師の教えにあります。中国は晋国(山西省)祁県の王師がこの地を訪れた際、「大海の気を受けて練拳せよ」との御託を受けました。その後に「和気功」としてごく一部の愛好者が集っています。これについてはまた別の機会に。

さて、話は戻りまして。今回で10回目となる「大声大会」が開催されました。よくあるような愛を叫ぶイベントではございません。れっきとした防災対策の一環なのです。

ずらっと並んでいるのは、地元和気公民館館長以下、国県市の議員および秘書、行政担当、地元各校校長、警察消防、地元企業などのお歴々です。

大海参加者は地元の町内会・自治会別にチーム編成した地元民と、地元小中学校および特別支援学校の通学生などです。その他、ギャラリーとしてチームには参加しない地元衆です。来賓はえらくお堅い皆さんですが、参加者はかなり牧歌的というか呑気な印象を受けます。

消防艇もデモンストレーションで、盛り上げます。といっても、放水が届くほどでもないのですが。間近に見れば迫力あるんでしょうけど。海岸や離島では必要となるのでしょうか。こんな機会でもなければ、配備されていることなんて知ることがないでしょうね。



地震が体験できます。子どもたちにはプチアトラクションと化してますが。

 

で、こちらが大声大会本番です。集音マイクの前で絶叫します。ただし、愛を叫ぶのではなく、災害に関するワードに限定されています。「津波だ! 逃げろー!」「火事だ! 逃げろ~!」で占められます。言いやすいのは火事の方です。なので、防火イベントとなってます。

老若男女がとにかく叫びます。測定がアナウンスされ、ボードに記録が書き込まれていきます。


その参加者は引き続き、こちらの競技に参加します。消火器的あてです。

数十メートルを消火器を持って走り、ピンを抜いて火に見立てた標的を狙います。ターゲットを倒すと走って戻ります。これまた、ゲーム的ではありますが、消火器を扱う機会というのも貴重といえます。

お遊びといえば、その通りなのですが、継続して開催し参加していると、無意識の領域に刷り込まれるものがあるのではないか、と思います。いざというときに大声を出すことがサバイバル・防犯では生死を別けることって、じゅうぶんあり得ます。消火器についても同様です。和気も経験がありますが、操作を練習していないと本番ではなかなかスムーズに扱えないものです。

 

その他、地元の和気小学校の水軍太鼓部による演奏などがあります。まあ、公共のお手盛り的な内容ですが、それ以外に参加者の楽しみがあります。これがこちら。並ぶテントに人が集まります。


カレーライス(ビーフ)とお冷が無料でふるまわれます。はっきり言って食べ放題。福神漬けも添えられてます。

地元婦人会の皆さんが大鍋で大量に仕込みます。以前、加勢した家人によりますと、意外と自由な造り込みとのことで、カレールーも複数種をぶち込んでたとのこと。お母さんのカレーと称するにふさわしい、具だくさんのビーフカレーです。辛くはないですね。スライスられたニンニクが入っており、作った人のこだわりが感じられます。

 

さらにカキ氷も食べ放題。シロップも4種類くらい、お好きなものを言ってください。

それほどサラサラの氷ではありませんが、炎天下にはありがたい。今回はレモンでいただきました。子どもたちは大喜びです。

海水浴場でありますので、地元民以外も来ています。で、こちらの炊き出しの列に遠慮なく並ぶことができます。終盤にははかすために浜で呼び込みさえされます。次回以降、ご利用ください。ただし、大声大会開催時間中は車両が海岸線には乗り入れできません。

集客のための飲食提供という役割は当然あるのですが、これまた防災減災の側面も持っているといえます。災害時の炊き出しや食材の手配や調達ルートの確認など、表面には視えない訓練になっていると思われます。これだけの規模で定期的に開催されているのも珍しいのではないでしょうか。翻って家族レベルでの災害時対策もアウトドア・キャンプが基本となるわけで、和気一家ではこの夏も勤しむのであります。

次回は、揚げたてのトンカツと練乳を持って行きましょうか。

 

 


愛媛県今治市上徳「チャイナダイニング彩鳳」【和気入道ロケ】大袈裟にいえば食文化の国際交流

2017年07月10日 | 食い呑み

長らくお待たせしました。このブログにお越しいただいた皆様限定、というわけではありませんが、なかなか他では難しい、本場中国料理の楽しみ方をお知らせできれば、と思います。あなたが食べているのは本当の中国料理ではないかもしれないのです。一般論として「中華料理」とは実は日本の料理です。おそらくですが、中国の人もそういう認識ではないかと思います。例えば、ラーメンについてはルーツとしては中国の「拉面」ですが、我々が愛食しているのは「日式拉面」として中国人に確固たる支持を得ています。東京のとあるラーメン屋で、「こんなおいしいのは中国では食べられないよ」というコメントを聞いたことがあります。爆買いに訪れる人も多く日式ラーメンを楽しみにしているのではないでしょうか。

以前にも書いたかな、繰り返しで恐縮ですが、中国ではありえない珍現象が中華料理にはあります。中国には「中華丼」「天津飯」「餃子定食」などはありません、多分。「中華丼」で括られたかけごはんはよく考えれば、すごいスケールですね。翻って「日本丼」と名乗るものはありませんよね。邪推すれば、日本にはない新機軸というアピールのために名付けられたのではないでしょうか。天津飯の「天津」とは北京の隣にある都市です。となれば、天津の名物ということになるのでしょうが、和気の経験上、天津で見たことも聞いたこともありません。似たようなケースとしては、温州ミカン・南京豆・南蛮ねぎなどが挙げられましょうか。ネーミングにおけるブランディングです。しかも縁もゆかりもないと思います。温州も中国の地名ですが、愛媛県人もあまり知らないでしょうねえ。

餃子定食に至っては、中国人には最も理解に苦しむというか違和感があるのではないでしょうか。ご存知の方もいらっしゃるでしょうか、中国では餃子はイコールほぼ水餃子です。焼き餃子という時点でやや違和感湧いてきますか。焼き餃子のルーツは残り物の水餃子を焼いて食べる説があります。和気入道的には「鍋貼」という料理が日本的餃子の原型ではないかと考えています。簡単にいえば、同じ材料を薄い皮で巻くのですが、ヒダを作らず閉じずに焼きます。ヒトクチ餃子の原型のように思えます。で、違和感の極みは、主食で主食を食べることにあります。餃子はご飯や麺と同じ扱いです。西日本にはうどん定食はもとより焼きそば定食、お好み焼き定食、など炭水化物で炭水化物をいただく文化があります。ラーメンライスってのもあり、替え玉ができるお店でも小ライスをたのむ人もいますよね。ま、日本のごはんのうまさが理由かもしれません。今までで一番驚いたのは、大阪某所でみた「スパゲティ定食」でしたが。ホカ弁の添え物にケチャップまみれのスパゲティがありますが、それをこころゆくまで堪能する勢力が存在するのでありましょうか。話を戻して、中国の方をもてなす機会がありましたら、餃子定食とかは誤解を招くかもしれません。「歓迎されてんのかな?」と。

ということで、日本の中華料理文化というものが厳然と存在してます。それ自体は否定されるものではありませんし、和気もブログでご覧のようにさんざんぱら愛好しております。話の角度は少し変わりまして、中国人シェフが日本に来て中華料理を生業とするのは、意外と妙な現象といえるのかもしれません。基礎は言うまでもなく、現地で修得した中国料理の技術でしょう。日本人向けのアレンジ・メニュー構成・味付けなどを加味するのは、日本人に来てもらうためには必要となることは想像に難くないです。彼らは本場の味を提供することよりも、商売として成り立つことを優先すると思います。そこで着目するべきは、中国人シェフがいるお店では定番メニューではなく、彼ら自身が得意とするもの、もしくは彼ら自身が食べているものです。それらをいただくことが実は大きな醍醐味となるのではないでしょうか。特に本当の中国料理を食したことがない皆さまには未知の体験となりましょう。どのお店でも可能とはいえませんし、トラブルを恐れて一見は相手にもされないかもしれません。

そこで、とっておきのお薦めを。場所は愛媛今治にある「彩鳳」であります。和気入道とは開業時からのお知り合いでございまして、まあ無理をお願いしているだけなのではありますが、お店側としては事前に予約してもらえれば問題ないとのことです。また、驚くほどの適正価格にての提供となります。ご参考にしてみてください。

まずはメニューの選定です。さあ、この店の真骨頂を楽しみたいですね。今回は3人(和気以外は中国未経験)での席となりますので、あまりたくさんのオーダーができません。まあ、残ってしまえば持ち帰りにすればいいのですが。事前にランチに行きまして、その時に予約です。いつもは口頭で伝えるのですが、ipadにメモして見せます。昼時でしたが、シェフが厨房から出てきて確認してくれました。「どれも問題ないよ、大丈夫!」とのこと。ただし、「香菜(パクチー)多くてもいい?」と和気好みを覚えてくれてました。

 

まず一品目は「糖醋里脊」。

「豚フィレの甘酢揚げ炒め」と訳せばいいでしょうか。薄切りのヒレに衣をつけてバリバリの硬めに揚げてます。すごく長い針ショウガと香菜がぐっと味を締めてる感じです。和気が食い慣れているのとは流儀が違いますが、これはこれで素晴らしい。中華料理の酢豚の原形といえましょう。野菜は入ってません。

 

続いてこちら、期待して今回のメインの「清蒸鱼」。

薄味仕立てのコショウ鯛の蒸し物です。実は魚の種類はお任せしました。白身が基本ですし、愛媛の魚は安心クオリティ。高級魚ではありませんが、鮮度・味とも問題なし。薬味として白髪ネギ・パプリカ・香菜がどっさり。中華では丸上げのあんかけが定番ですが、イヤイヤ。こちらのほうが日本人にもぜったい向いていると思います。期待通りのお味でした。

 

 こちらはなぞなぞの時間、同行の2人は食べても正体が判らなかった「土豆丝」。

シャキシャキの食感がたまりません。日本ではほとんど食べる機会がなく、日本人が中国でお気に入りになるこの料理。材料はジャガイモです。酢で〆る? のが特徴とのことです。

写真にはありませんが、「红烧茄子」もオーダーしました。これは日本ではマーボーナスとして理解されている向きもありますが、肉が使われていない、茄子のうまさで勝負する料理です。こちらも大好評で、1番早く完食しました。季節的にもこれからのメニューですね。

で、今回の主食は何にしたか。「烤鸭饼」をチョイスです。北京ダックの皮ですね。店員さんにはやや怪訝な顔をされたかもしれませんが、甜麺醤を塗った皮はいろんなものを巻いて食べると美味しいですよ。お試しください。さらにサプライズとして、賄いの「烤饼」をおすそ分けしていただきました。焼き「肉マン」と表現すればいいでしょうか。和気入道が食べたことのない流儀です。丁寧に手間をかけて作られています。こんなうまいモン食ってんだな、と思いながらも、白酒(中国の焼酎)を呑み呑み、和気は中国にトリップしていた時間が過ぎていきました。中国に行ったことがない同伴者日本人にも好評であり、よかったよかった。あえて指摘しておきたかったのは、中国料理は中華料理ほど油っぽくなく、野菜も多く摂れる、むつこくない、といったことです。ご同伴にも同意いただきましたよ。さあ、次回はどんな中国をいただきましょうか。

ご注意をいくつか。あくまで信頼関係とお店の好意でのサービスとなります。予約時に直接よく話し合う、文字情報でメニューを伝える、要望は出しても基本的にお任せ、イメージと違っても、そういう造り込みと受け取っていただいてください。リーズナブルにやってくれますが、野暮なことは言わず時価での注文で臨んでください。こちらのシェフは大連出身ですので、北方の料理がお勧めでしょう。もちろん、メニューに載っている定番との組み合わせもありありです。トラブルにならないよう、四国の片隅で中国を楽しんでみてはいかがでしょうか。貴殿のお近くのお店でも、中国出身のシェフがやっているところがあれば、交渉してみては。あくまでも友好的にお願いします。

ホールの小姐と話をしておりますと、山西省太原の出身だと判り、異常に盛り上げってしまいました。和気が武術修行で身を置いていた地であります。次は山西の黒酢を用意しておくから、と言われました。次回がたいへん楽しみであります。

 

まとめとして、いくつかの中国語表記を日本語に直しておきます。もちろん、日本語の漢字で伝わると思います。

糖醋里脊………豚フィレの甘酢炒めです。豚肉、スペアリブ、魚などでもお願いできるかも。

清蒸鱼…………清蒸魚です。

土豆丝…………ジャガイモの和え物ですが、漢字表記のほうが伝わると思います。

红烧茄子………紅焼茄子。肉は入らないかな。

 

 

 

 


香港旅行2017その2【和気入道ロケ】ダイジェスト

2017年07月04日 | 旅行

 

香港2日目となれば、だんだん感覚が戻ってくるか、昼間は女人街、夜は男人街へと繰り出しました。昔はどうも食指が動くような商品がほとんどなく、老人向けの衣料品や微妙なバッタもんとか出来の悪いコピー品ばかりで、単に歩き回るだけでしたが……………今回、よく目にしたもの。ハンドスピナー(某アメコミパクリ系を購入)、日本アニメのフィギア、マーベルキャラ系、スマホアクセサリー、とかですかねえ。男人街はなぜか大人のおもちゃが多く売ってました。

食事処を探してまして、これまた懐かしの蛇料理としました。なんか店舗の数が減ったかなあ。まあ、動物性蛋白を爬虫類で摂る必然性もありませんがね。

 

お決まりのヘビスープですね。小椀なんですが、けっこう多い。5種類のヘビを使っているような表記がありました。ヘビの肉はややかたいので、海草が入っていたり、トロミをつけて食べやすくしてあります。すごい薄味で、言われなければ野鳥ジビエで通るかもしれません。

ここのお店ではなかったですが、30年以前に同業のお店で店の人に「どんな蛇を使ってるの?」って訊いたことがありまして。まだ拙い北京語だったのですが、広東語しか通じない時代でもあり、そのおじさんは、なんとかこちらの意図を汲み取ってくれました。説明はできないので、店のバックヤードに連れて行ってくれました。そこには山のように積まれた多分、コブラのブロック。冷凍だったと思います。何店舗分かのをまとめて仕込んでたのかもしれません。

ご飯があるので、頼んでみるとこちら。

ピーナッツとネギ? がのったオコワです。これまた上品なお味。日本っぽいなあ。蛇は関係ないみたい。


積極的に売り込むおばさんに勧められていただいた「香腸」。中国風ソーセージです。シャウエッセンのような歯ごたえとは程遠いボソッとした歯ごたえ、なぜかホンノリ甘い、これまた懐かしい。すごい油っぽいんですが、ヤッパリ箸が進むんです。豆板醤ほしい~

ただ言えるのは、蛇は精力増強とはほとんど関係ないと思います。この手のお店は訳ありそうな男女が多いのですがね。香港も含めて相当いろんな蛇をいろんな食べ方でいただきましたが、和気には効き目実感! ということはありませんでした。単にグルメとしてのおいしさを堪能するための食材の1種です。ただし、蛇の胆嚢に関しては効き目があります。胃腸にいいんですよ。今回も、蛇の胆嚢酒を買って飲みました。下手な胃腸薬よりいいですね。日本では安く入手できないのが残念なのですが。

 

 

その他、こんなスイーツをいただきました。パッと入ってサッと食べて出る、というのが香港スタイル。牛乳プリンとマンゴープリン。どちらも有名店ですね。暑いときには助かりますわ。






 

 

 

はっきり言って、予定も予約もなしでのアレンジだったのですが、1軒だけ行ってみたいお店がありました。それがこちら、「添幸運点心専門店」。生まれて初めてのミシェラン1つ星つきのお店です。開店15分前に到着。すでに10人以上が待っています。開店5分前には店に通され、席に着きます。オーダー票を渡されるので、注文を書き込みます。その間にもゾクゾクと人が入ってきます。シートを店員さんに渡して、ドキドキで待っておりますとて………………………


 

まずはお粥。ピータンが入ってます。揚げた雲呑の皮をトッピングしていただきます。薄味で美味しい。

 

さて、これがこの店のイチオシのメロンパン? 的な…………………

非常に薄いサクサクの皮の中は甘めの味噌にまみれた叉焼。焼き立てで供されるのです。

fuck

 あえて悪く表現するなら、ダイエットの天敵、肥満の素、生活習慣病の友、飽食の極み、B級とは何ぞや、俺の空腹はこんなキャパしかないのか、まじやばい、うますぎるぞコノ野郎! って感じですか。連発すれば飽きる可能性もありますが、一見であれば、胃袋の幸福至極といえましょう。最期の晩餐のメニュー候補になるでしょうか。

 








その他に頼んだもの達です。粉腸、タピオカかぼちゃスープ、エビ餃子、皮なしシュウマイ。よく考えられていて、造り込みも、どれもすばらしい。まあ、はっきり言って、飲茶点心ってそんなに好きではなかったのですが、ここまで完成度が高いのであれば、話は別です。ひっきりなしに訪れる現地人、食事が終わっても持ち帰りをバンバン注文してますし、人気店ぶりもよくわかります。宿から地下鉄乗って行きましたが、次回もおそらく行くことになるでしょう。

重慶のワンブロック東にある、ミラドーマンションの中にあるタイワーブティックホテルという宿をとったのですが、これはこれで居心地もよく、猛烈系のおばちゃんのサービスも、備え付けの飲料水(呑まなかったけど)など、快適でした。早めの予約だと、重慶マンションと同額か少し安いくらいでした。事前決済にして現地でチェックがないようにするのがお勧めです。

ミラドーマンションといえば、甘もの香港土産で有名な「ジェニーベーカリー」があります。そうとうの行列になるとか、早い時間に売り切れるとか、評判が高いのです。まあ、3日もいればなんとか購入できるだろうと、ややのんびり構えておりました。が、予想外のトラップにいきなりひかかってしまいました。1Fにある! との情報を得て、建物内にある売り場を眺めていると、ありましたクッキー屋。ぜんぜんすいてるし、人も並んでないじゃん。とりあえず3つほど買いました。おまけに熊の小さなぬいぐるみをもらい、愛想のいいおばちゃんが印象的でした。部屋に上がって1つ開けてお味見です。うん、おいしいおいしい、うん? あれ? 確かに悪くないのですが、意外と普通だぞ。よ~く見ると、名前がちょっと違うじゃねえか。やられてしまいました。そう、1FはGFの1つ上、つまり日本でいう2階です。まあ、滞在する中で、よく見るとあるある。いくつもの土産屋や薬屋なんかで売ってる売ってる、熊缶のクッキー。もはや、ブームメントですね。類似品にご注意ください。

結局、ミラドーマンションのGFに立て札持った人が(日本でいう2F)に呼び込んでいるのに気が付きました。。建物の中央にある階段で上がってください。夕方前の店内には100人を超えるであろう客がクッキーを求めて並んでいます。最後部に並んで10分くらいでありつけました。かくして、帰国後にいただいたのですが、これもやばい。評判通りのおいしさです。ご近所にはバッタもんでごめんなさい。

あと、あまり知られていない情報としては、ビクトリアピークにHard Rock cafeのショップがありました。レストランに行けなかったので、助かりました。

まあ、今回の旅はこんな感じでした。安く行こうとしていたのが、車の修理代や電車賃など予想外の出費がかさんでしまい、めまいがします。また、緊張感を欠き、いくつもの局面で選択を誤ってしまった感があります。のんびりしたといえば、そうなのですが。ただ、思い出にかなり浸ることはできたと思います。香港いいとこですよ。食い倒れの旅でございました。


香港旅行2017その1【和気入道ロケ】ダイジェスト

2017年06月29日 | 旅行

調子こいて3カ月の間に2回も海外に行ってしまいました。たまたま休みがとれたためで、より安く行くことがミッションでありました。行き先としては、四国内高松からLCCとして就航している HONGKONG EXPRESS の利用としました。ン年前には関空からピーチで飛びましたが、移動・前泊やら大阪観光も盛り込んだため、まあまあ費用がかかりました。今回はなるべく安くというより、6月中の旅程とすることが優先されるため、年に何回かやってる片道10円セールにはのれませんでした。お一人様22900円でのフライトとなりました。それでもお安いですかね。時期的には雨期というか梅雨どきのため、最もよろしくないのではありますが、これまた致し方ありません。今回は子どもを置いて家人と2人で行くことにしました。実は2人で旅行したことがなく、とにかくあまり予定を入れずのんびりするのが目的です。

香港は和気入道的には海外旅行の原点であります。はや30年も前になりますが、中国大陸を目指すためのゲータウエイだったのです。当時は個人で中国に行くことは非常に困難でありました。中国大使館でのビザの発給には手間と時間がかかり、まず無理だったと記憶しています。そのため、いったん香港に入り、旅行社でビザを申請して行くスタイルが貧乏旅行者・バックパッカーの常識でした。そのため、中国前後には香港を通り、ビザを受け取るのに何日かかかるため滞在することになるのでした。重慶マンションという化物のような安宿の巣窟に泊まり、インド料理ファストフードを食べ、夜景を観たり買い物したり、とそれはそれは楽しい時間がありました。まだ、九龍城もありましたよ。そういうノスタルジーに浸れればいいなあ、と。

夕刻のフライトですが、早めに家を出て節約のため一般道で高松まで移動しようかな、と午前中に出発です。めちゃくちゃ時間があるにもかかわらず、川内インターからなんとなく高速道に上がる気になりまして、高松を目指します。この根拠のない決断が大きくモノをいうことになりました。

それほど急ぐこともなく走らせておりますと、ナビゲーターの画面に見たことがない表示が突然出ていました。

  

   大至急、車を止めてください。ハイブリッドシステムの異常です!(たぶんこんな意味)


青天の霹靂とは、まさにこの状態を指すのでしょう。あせりますよねえ、なにしろ高速道路だし、これまで故障らしい故障もしたことがない優秀な愛車でしたし、どうすればいいのか。とりあえず路肩に寄せてハザード点けて止まります。エンジンを1回切って再始動。アカン、同じ表示が出る。画面にインフォメーションボタンが出てるので、タッチすると………………


      販売店に連絡してください。(そんな意味)


はいはい、そりゃそうでしょう。で、後続車がビュンビュン追い抜いていく中、電話しましたよ。担当が言うには「1回、エンジンをきって、もう1回エンジンをかけてください」「さっき、やったけど同じ」「もう1回やってみてください」エンジンきってかけても変わらず「おんなじ」「………………行けることまで行ってみてください。最悪の場合、また電話してください」

  最悪の場合ってなあ、死んだら電話出来へんやんかないジャン……………

高速の路肩に止まるのも初めてですが、鬼のようなスピードで追い越していくクルマを見ながら、こんな状態で外に出たら、まず死ぬだろうなあ、と。さて、どうするか。意を決して下した結論は………………………

  前進あるのみ! さあ、どこまで行けるか? いざ、勝負

アクセルを踏み、どこまで進めるか判らないが、road for 香港、あきらめない。トンネルの中は路肩がないので、止まったらうまく避けてね♡ と後ろが気になるのですが、前しか視えない目玉をつけておりますので、ひたすら車を走らせます。ちょっと冷静になってみると、スピードも出るし、異音や臭い振動はありません。意外といけるかも。モーターも作動してるみたいだし。まあ、ハイブリッドなので、電気系統がぶっ飛んでも、1500ccのガソリン車なわけで。インターチェンジまでもう少し。止まんなよ!

家人にスマホで系列のディーラーを探してもらいつつ、一般道になんとか脱出。10分か15分かもっとか、えらく永く感じる時間でした。偶然にも、我が愛車「ブラックマンバ」の担当(当時)が店長をやってるディーラー新居浜店がすぐそこに。おお、めちゃくちゃラッキー、ついてる? 店内から携帯を鳴らしてみると「いま、松山です」ですと。入れ違いでしたか。手短に要件を伝え、コンピュータ診断を受けます。コーヒーなんか飲みながらまったりしています。

40分くらい時間が経過して結果が判明。バッテリーの冷却ポンプが逝かれたとのことで、致命的な故障ではないことが判明。「で、どれくらいで直ります?」「部品が夕方には入ってきます」「げ」「代車ってある?」「ありません」「げげ」「駅までおくってもらえる?」「手配します」

ということで、第2ラウンド「電車の旅」に突入です。これからは時間との戦いか、のんびりしていたのが命取りになりかねません。駅に到着し、確認する間もなく、刹那に来た特急に駆け込みます。なにしろ、予讃線は1時間に1本しか特急がありません。これを逃せば、OUTだったのであります。ほどなく高松駅に到着。さて、リムジンバスでの空港までの連絡が松山に比べるとやや心もとない感じです。結論的には just on time で、やっと落ち着くことができました。やれやれ、そういや昼ごはんも食べてなかったなあ~と、そこには。


おお~! と声が出ました。イヤー、懐かしいですねえ。遠い時代のレガシーですねえ。瀬戸大橋が架るまでは、本州と四国を結ぶのは宇高連絡船であったのです。その船内後部デッキにうどん屋があり、毎度毎度利用するのが、当時の旅の流儀でした。めちゃくちゃおいしかったわけではありませんでしたが、やっぱり食ってましたねえ。そんな話を家人にしながら、いただきます。冷やし肉は脂が固まってイマイチだったとのことですが、全然おいしくなってますよ。

高松空港では、前回の教訓から、液体等については引っかかるものは持ち込みませんでした。車もないので駐車券もお願いすることもありません。話は前後しますが、今回利用した HONGKONG EXPRESS は2日前くらいにチェックインできます。専用アプリを使います。座席も自宅にいる段階で判り、空港でバタバタしなくてすみます。

かくして香港に到着。まあ、予想外の展開で翻弄されましたが、想定外の大出費も涙モノですが、着いてしまえばコッチのもの。さあ〜、和気入道流に香港旅行です。


宿はミラドーマンションというジェニーベーカリーなるクッキーの有名店が入ってる建物にあるホテルをagodaで予約決済してました。前回の上海では2重決済臭い払いを強いられたので、事前決済物件にしました。

夕食はこちらで探そう、いや〜、重慶大厦は変わってないですねえ。南アジア系が当時より幅を利かせているような。片言の日本語ができる謎の老人がやっていた、世界的ヒマ人がたむろして世界を動かすホラ話をかましていたフルーツスタンドはなくなってました。注射器が床に転がっていたインドファストフード屋は確かココだったか? 家人はその異様な空間に圧倒されてたようですが。遅めの夕食は、和気の香港のふるさとである重慶大厦の2Fにあるインドレストランです。めんどくさいので220ドルのコースにしたら、量が多いこと多いこと。

やや薄暗い店内はインド系と欧米系の客がチラホラ。あちらの方が居流れるのはチョイスとしてハズレなし、です。














 なにも言わないと、現地人の辛さで出てくるのですが、ここは日本の中辛ほどでもないような食べやすさ。子どもでもいけそう。カレーは美味かったっすよ。でも、一番なのはチャツネでした(笑)。

 

翌朝の、風景です。特に意味のない画像です。


 

さて、玉器(翡翠)市を軽く物色して、昼ごはんを探し求める歩いていると、オオ! ここは……………!

日本人一見さんは、絶対的に入らないであろう、源記海鮮飯店。ン十年振りかなあ。吸い込まれるように入って行きます。


当時はエアコンなんてかかってなかったはず。ビニールカーテン以外は変わってないなあ。ってことは、床とか掃除してるんでしょうね。これでも。


この翁、フェイマスグラウス(多分)というスコッチウイスキーをボトルで持ち込み、ボールに山盛りの氷を洗って、グラスに戻して呑んでました。渋すぎやろ。ほかの方も昼間っからアルコール全開とお見受けです。






美味そうな風景(オッサンを除く)ですねえ。和気入道としては、香港で上半身ハダカの男たちが調理してる店はハズレなしの法則あり。


我々はグラスに注ぐと、氷るくらいにギンギンに冷えたサンミゲル(生力)ビール。エロっぽいシェイプのボトル。


このために今迄生きてきた、大袈裟に言えばそんな感じ。湯気立つ、アサリ。身もでかい。


 エビがぶりぶり、セロリとカシューナッツと絶妙。

これらは残骸。どんどん積み上がっていきます。揚げたての蝦蛄は東南アジア産のでかさには程遠いですが、近海物? の新鮮さがよい。

 

前半編はこんな流れでした。まあ、悪運が強いというか、引きが強いというか。今年のツキを全部突っ込んだ感じでした。

 

 


愛媛県松山市湊町「カレーショップデリー」【和気入道ロケ】

2017年06月13日 | 食い呑み

日本の高度成長期に育った和気入道、愛媛松山という片田舎では幼少のころ、こんなライフスタイルがありました。お買い物と言えば、国鉄松山駅とは離れた繁華街に行くわけです。銀天街と大街道という千舟町をはさんでつながる2つの商店街、その両端に位置する松山三越と伊予鉄そごう(現在の伊予鉄高島屋)という2つの百貨店です。

今も基本的に変わっていないといえば、変わっていないロケーションではありますが、週末の人出を見れば当時の賑わいは影を潜めたと思うのは和気だけではありますまい。消費活動の変化や行きたいスポットの不足、暇つぶしする暇もなし。仕方ないといえばそうなのでしょうが。

ノスタルジーに浸るとまではいきませんが、連綿と続く松山食文化の代表の一角をなす、カレーのデリーであります。まつちかタウンという愛媛唯一の地下街にあります。これまた今となっては小さいスケールの地下街ですが、子どもの頃はここしか知らないのですから、こんなものかと。なぜか小銭がぶちまかれた噴水、その上のテレビで流れる高校野球、無言で見上げるオッサン達、そんな感じのシーンを何度も見ていたような気がします。

プチおのぼりとしてはデパートの食堂が定番なのですが、子ども心ながらあまりおいしくない(当時はね)と思ってました。そんな折、連れらたようなおぼろげな記憶がある、初めてのカレー専門店でこちらでありました。その洗礼を受けた方々、多いんじゃないですか。

L字になってるカウンター、赤を基調としたシュールな壁のシルエット画?、 カレーの寸胴をターナーでかき混ぜるマスター、オーダーサインのタグ、添え物の器、小さいお冷のグラスもほとんど変わっていません。この店には目隠しがまったくありません。全てを見ながらいただくスタイルです。


メニューも変わっていません。目つむっても言えそうです。そう、ここに集いし者は恐らくですが、メニューを見ずに注文しているはず。エビフライが2尾のエビカレーだけはソースが別皿で出てくることも忘れてません。前回、いつ食べたかは完全に忘れてますが。

連れがたのんだのは、定番の「デリーカレー」。ワンコインで食べられます。

和気殿は、「エッグカレー」。オーダーしてから揚げる卵のフライを、店のルーティンに則って調理します。カウンター越しに見るその風景、マスターの所作もそのまんま。でも、今回は異常に早く出てきたので、すでに揚げてあったようです。こんなことは初めてでしたが。まあ、冷めたエッグも気にしないぜ。バランス良く食べないと、ライスが残ってしまうんですねえ。

福神漬けとラッキョウの添え物も、ここの特徴といえるでしょう。姫らっきょというか、小振りでおいしい。家のラッキョウはあまり好きではないけど、ここのはたくさん盛ってしまうんですねえ。昔は、これでもか! というほど皿に放り込んでいた人もいましたが。



「へいからいや」という名のスパイスがタバスコと共に備えられています。すでに表示がなくなってますが。体調が悪いときにはご遠慮くださいみたいな表記がありました。辛くないとカレーでない、という吾人は辛さの効き方が違う2種類の辛味をご利用ください。

子どもでも食べやすい辛くない優しいカレーです。具のゴロゴロ感は全くありません。すでにソースに同化してしています。ここでしか味わうことができない、混沌とした甘目のカレーは、家庭や給食では食べたことのない、「外食」体験の素晴らしさを舌にもたらしたのではないでしょうか。まあ、オッサンになっても、インド料理にはまっても、その原体験はまだまだ健在でありました。時折、無性に食べたくなるのであります。酒の〆にもいいですよね。

子どものころに連れられてきたこの場に、その頃は想像すらできなかった、自分の子どもを連れてくることになりました。特に感慨深いということではありませんが、食文化って、こうやって受け継がれるのかと思ってしまいました。どんなやり取りがあったかなんて全然覚えていないけど、親から「おいしいね」とかって言われて、「おいしい!」とかって興奮してたガキだったんだろうなあ。かくして、おんなじように「おいしいだろ?」と訊いて、「おいしい」と言う娘に、なんか安心していまいました。

個人的な思い入れなど交えてありますが、愛媛松山の味と言っても過言ではありません。ぜひ一度お試しください。

 


愛媛県松山市平和通「骨太味覚」【和気入道ロケ】ギトの殿堂

2017年05月12日 | 食い呑み

依存性や中毒性といったものが症状として現れるものとして、ラーメンが挙げられます。もしくはフラッシュバックと申しまして、なんの前触れもなく、突如として現れる衝動にも似た欲望に襲われることもありえるのであります。和気入道として、最右翼にあるのがこちら、骨太味覚でございます。


平和通りにある小さなお店ですが、その存在感たるや(お好きな人には)半端ではありません。貼り紙にもあるように11時半の開店ですので、ご注意ください。おそらく、ではありますが、ロープウェイ街と今治桜井にも同系列のお店があると思います。和気的にはここが好きですねえ。


駐車場はすぐ隣に2台分と道路を渡ったモータープールに1台分がありまして、それほど多くを収容できません。土地柄からして学生向けということでしょうか。11時半前に店の前を通って、一回り流して戻ってきたらすでに1台が止まってました。やはり、禁断症状が出た方が和気以外にもいらっしゃったようです。向かいの駐車場に駐車して、信号渡って入店です。すでに暖簾が脂に染まっておりますよ。

さて、外壁? 窓? に掲げられた写真にはほとばしる脂が。たしか初お目見えは二番町だったはず。その当時、お店の人が東京環七かどっかで修業をされたとかなんとか耳にした覚えがあります。そう、東京ラーメンでは今は亡き「土佐っ子ラーメン」を筆頭とした、チャッチャというか背脂系というか、博多ラーメンとは異なる豚骨ラーメン文化が花開いた時代があったのであります。その末裔? が愛媛にも到来したんだと、その当時は感慨深いものがありました。まあ、日本に最も勢いがあった時代の象徴ともいうべき、バブルの遺物ですかね(褒めてます)。懐かしいですよね~。「赤い箸の方!」って、お分かりになる方は、時を同じくして土佐っ子に並んだはずです。



一足踏み入れただけで、その脂を満喫できます、足の裏で。おろしたての靴での入店はお勧めしません。カウンターのみで、券売機で食券をお買い上げください。野菜の量・脂の量などをお伝えください。今回は「ギト」「野菜普通」でのオーダー。学生向けか、意外とお得感が高いです。


巻巻チャーシューと丼にぶちまけられた脂。いや~、身体にいいわけないですよね~。まさに「うまいものは身体にわるい」の極みですねえ(最大の賛辞)。野菜カチ盛り/カチカチ盛りだと食べやすくなり、少しはヘルシーになります。モヤシ、メンマ、ネギが載ってます。



東京と同じ? ように酢が常備されてます。こちら愛媛では信じられないようですが、あちら関東ではラーメンに酢をかける文化があります。塩梅を見ながらご利用ください。味が締りたべやすくなります。

スープは癖や臭みがなく、申し分ございません。東京系では豚骨でもやや縮れの太麺が主流、スープと脂が絡みますよ。存在感のぶつかり合いが丼で繰り広げられてます。テンション・血圧・血糖値・中性脂肪値が上がります。今回も、たいへん美味しくいただきました。

何度か食べると中毒性が出てくる場合がございます、ご注意ください。ギト/ギトギト指定をしなければ、それほど食べにくいわけではないと思います。体調がすぐれない場合、健康診断の直前もお薦めしません。酒の〆には最悪で最高です(これまた褒めてます)。