思いつくままに

ゆく河の流れの淀みに浮かぶ「うたかた」としての生命体、
その1つに映り込んだ世界の断片を思いつくままに書きたい。

デーヴィッド・グレーバーの『負債論』 第8章 「信用」対「地金」――そして歴史のサイクル

2019-12-17 15:27:52 | 本の紹介
この章では、あまり知られていない2つの事実が語られる。その一つは、人類史において、奴隷制度がいくども廃棄されてきたということである。  もう一つは、ユーラシア大陸の過去5000年の歴史をみると、信用貨幣が支配的な時代と金銀が支配的になる時代とが長期にわたって交互に入れ替わるという事態が観察されることである。 . . . 本文を読む