明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

女性専用車両の意味と実際

2016-03-19 20:00:24 | 生命・健康・医療
この前大阪の電車に乗ったら、女性専用車両でえらいきまりが悪かった。東京と違って大阪は真ん中にあるのだと言う、何でなんだ!?エスカレーターも東京と大阪は逆だし、まさか大阪の対抗心からわざと逆にしてるんじゃないだろうな?

理屈は色々あるだろうが、実に紛らわしい。車の通行区分帯だって世界はほとんど右側なのにイギリスと日本は左側、だからハンドルからウィンカー・ワンボックスのドアまで輸出するには逆にしなくちゃいけない。少しはあちこち調べてから作るとか、出来ないの?

話を女性専用車両に戻す。目的は言わずと知れた「痴漢対策」である。混んでる車両だから痴漢がやりやすい、だから女性だけ別の車両にすればいい、という対策だ。そもそも痴漢行為をしようという男がいるからいけないという人はほっといて、その効果と面倒くさい利便性との兼ね合いについて話をすることにする。私の提案は次のような方法である。

1 位置
女性専用車両は階段の近くか改札機に近い方に設定する。東京のようにホームの端っこの先頭車両に女性専用車両を作ると、折角の痴漢対策が乗る人が少なくなって効果半減になる。大体、通勤時間に普通車両に乗ってくる女性は「痴漢にあっても平気」なのではなく、女性専用車両の位置が「不便なので」仕方なく普通車両にのっている。女性専用車両は便利でなくては本来の意味がない。駅によっては階段の位置が違うので、そこは先頭・真ん中・最後尾の三箇所とするのはどうだろう。

2 冤罪対策
痴漢は混んでる時に発生する。何もすかすかの時に女性専用車両を作る必要はない。そこで痴漢発生時間帯を特定すればいいが路線によってマチマチである。よって、有る程度全国統一の時間か、または次善の策として「常設の女性専用車両」を設定する。そして、女性は「混雑時間帯は必ず女性専用車両に乗る」ことを義務付ける。乗りたかったらどうぞ、ではなく、絶対に乗る。目的は痴漢対策である、しかし痴漢というのは証明が難しい。という事は痴漢しても捕まらないという事ではなく、「冤罪になり易い」ということである。男も犯罪者にされてしまう危険と隣り合わせなのだ。私は通勤時間に電車に乗る時は「女性に近づかない」ようにして身を守った。女性は女性専用車両にしか乗れないとすれば、これは女性はもとより、男性に置いても痴漢冤罪対策が図られて安心なシステムである。

3 混み具合
女性専用車両を見ると圧倒的に空いている。女性なのに普通車両に乗る人がいるからである。男女平等の精神に反している。乗客の割合に応じて女性専用車両の台数を増減し、均一の混雑程度を確保すべきである。

4 実施方法
今の場所や時間を特定して分ける方法は乗客が覚えなければいけないので難しい。といって車両の色を変えるのは、車両編成の入れ替えが難しい。固定した車両に割り振ると、電車が入って来てみないとわからないので混乱する。私は、乗降ドアに「青とピンクで色分け」し、シール状の簡単に貼れるマーキング方式にして「ホームの乗る場所も同じ色分けにする」という折衷案を提案したい。

最初は戸惑いもあるだろうが文章理解度と法律遵守能力では世界一の日本人である。一年もやれば目をつむっても無意識でやれそうだ。もしもっといい方法が見つかったら、それから変えればいい。何事も、改善してこそ良いシステムである。


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