明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

今夜はレアル・マドリーについて語り明かそう(2)CL 準々決勝結果 & 準決勝プレヴュー!

2022-04-19 10:42:16 | スポーツ・ゴルフ

WOWOW では恒例の予想番組をやっているので、自分なりの予想と比べながら、優勝候補を占ってみたい。

まずは大好きなレアル・マドリーから、ベスト8の戦いを振り返ってみた。
① レアル・マドリー VS チェルシー
ファーストレグを3−1と優位に立って、セカンドレグをホームのベルナベウで戦うマドリー。数字の上では断然有利な筈だったのに、そこはチェルシーである。前半に立て続けに2点を取られて、合計点数をタイとされてしまう。頼みのベンゼマも、普通なら入っているシュートを後少しのところで外してしまった。調子は余り良くないように見える。後半さらにチェルシーは畳み掛けるようにゴールを決めて、何と2戦合計で3−4と大逆転してしまう。レアル・マドリー、またまた大ピーンチ!(昔、こんなCMがあったと思うけど、どこのコマーシャルだったか思い出せない!)。

ところが、ここからの逆転劇が、まさにベルナベウの奇跡ともいうべき怒涛のゴールラッシュなのである!。レアルもとうとう負けるのか?、という絶対絶命の時にアンチェロッティがロドリゴを送り込み、選手の配置を変えて「絶対点を取る」布陣にするとズバリ采配が的中して、モドリッチのセンタリングに完璧に合わせたロドリゴの右足が炸裂して一気に「4ー4の同点」に持ち込んだ。これで試合は延長にもつれ込み、ビニシウスが技で切れ込んでチェルシーのディフェンダーを引き付けてパスを上げると(グッジョブ、ビニシウス!)、待ち構えていた「エース」ベンゼマが、矢のような劇的なヘディングで「勝ち越しゴール」を決めたのだった(おおーっ!)。

恥ずかしながら告白すると、その瞬間に(夜中だったが)思わず立ち上がって、心の中で「信じていたよ!ベンゼマーーーっ!」って叫んでしまったのである。これこそサッカーの醍醐味だ。レアル・マドリー、万歳!

こないだのPSG戦でも有り得ないような奇跡のドラマを起こしてくれたが、またしても素晴らしい「夢みたいな逆転劇」を見せてくれたレアル・マドリーには、ファンを惹き付ける「何か」があると思う。ペップが率いた全盛期のバルサも魅力だったが、どちらかと言うと私はマドリーの戦い方が好きである。鉄壁のディフェンスを固めた上で、ひとたびボールを奪取したら「圧倒的なスピードと破壊的なドリブル・パスワーク」で敵陣に雪崩込み、ライオンが獲物を仕留めるように「躊躇なく無慈悲にゴールを突き刺す」王者の戦い方そのものなのだ。

そして劣勢のゲームでも不屈の闘志でゴールを狙い続け、見事逆転で勝利する奇跡のチームでもある。まあ、贔屓の引き倒しになるが、現在のレアル・マドリーは世界一のチームだと断言できるのでは無いだろうか。次回はペップの率いる「マンチェスター・シティ」との一騎打ちになるが、どんな試合になるのか、いまからワクワクが止まらない。またしても、眠れない興奮が待っているのか。しかし、勝利のためには我慢しなければなるまい。

② ビジャレアル VS バイエルン
一方、ブンデスの王者バイエルンが、まさかのホームで敗戦した!。サポーターの死んだような虚脱感が、画面越しにどっぷりと伝わってくる。開始時点では1−0で最小得点差の1点ビハインドだったから、ホームのバイエルンが簡単に反撃して、順当に勝利すると誰もが思っていたと思う。しかしホームということもあり、前回のチャンピオンということもあって、どこか心の隙間に「王者らしいゲーム」をしようという気持ちの昂ぶりがあったのではないか。その余裕が戦略の甘さにもつながって、まさかの先制点をとられてしまった。あせって巻き返しを図り、遮二無に攻め続けたが、時既に遅し!って感じ。

ビジャレアルは流石CLに出てくるチームだけあって、意外と足技が優れていて中々ボールを失わない。ちょっと技に溺れるところもあったが、バイエルンと互角に戦うだけの力を随所に見せて、少ないチャンスをしっかり物にし、予想に反して勝利をもぎ取った。バイエルンの猛攻も、この試合に限っては不発だったと言える。まさにスペインのしぶといサッカーが、ビジャレアルに勝利の美酒をもたらしたと言えよう。これで次回は、ポルトガルのベンフィカを破って勝ち上がってきた名門「リヴァプール」との組み合わせになった。

この調子で行くと、もしかすると決勝は「スペイン勢同士」ということもあるかも知れない。今スペインは、4大リーグの中でも「実力はダントツ」との評価も出ている。そうなったら決勝のスタジアムは、フランス・サン=ドニの「スタッド・ドゥ・フランス(国立競技場)」だから、フランス人「ベンゼマ」への応援は最高潮になるだろうと思って間違いない。きっと、鬼神も恐れるような「エース・ベンゼマ」の大活躍が、母国フランスの大声援を受けて爆発するのを見られるかも。

ドリブルの天才「ビニシウス」に登り調子の「ロドリゴ」、無尽蔵のダイナモ「モドリッチ」にサッカーの全てを知り尽くしている知将「カゼミロ」と名手・タレントを揃えたレアル・マドリーに、もはや「1mmの隙」も無いと私は信じている。とにかく、5月28日の決勝までは、一瞬たりとも目が離せないことになってきた。やっぱりサッカーは面白い!


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