明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ゴルフ反省会(88)軸回転から作り直す

2024-11-10 19:50:40 | スポーツ・ゴルフ

最初に私の最近の発見から。

テレビのゴルフ中継などで選手がショットの前にクラブを2本持って行き、ボールの所でターゲットに構えてみて、どちらにするか考えるシーンを良く見ます。私はこの動作、何のためにやってるのか、いつも不思議に思っていました。仮に前方が林でスタイミーになっているのなら、その木を越えるかどうかでクラブを選ぶ必要があります。

アマチュアがそういうシチュエーションになったら「◯番ならあの木は越える」と安易に考えて、バッグから1本だけ持っていってあっさり打つでしょう。結果は色々ですが、自分のボールがどのくらいの高さで飛ぶのか「実は余り良く知らない」のではないかと思っています。

それは経験が少ないというのもありますが、それより毎回ショットの中身が一定してないから予測出来ない、という方が大きいのでしょう。アマチュアは先ずボールにキチンと当てるのが第一で、狙った方向に飛ぶだけでも「ナイスショット!」の掛け声が聞こえる位のレベルです。そもそもグリーンに乗せるには・・・なんて事は考えてない、のが現実です(乗ったらいいなぁ、位にはボンヤリ思っては居るでしょうけど)。

しかしプロの試合では、フェアウェイから打つ場合でもたまに見ることがあります。ボールのライに合わせてクラブを選ぶのであれば、何もわざわざスイングした時のイメージを確かめる必要は無いんじゃない?、と思ってたんです。それがある夜、布団に入っているときにふと「ああそうか!」と気付いたわけです。

プロは普段から何千何万とボールを打っていて、しかも我々アマチュアが「どれだけ飛んだか」しか考えていないのに対し、実際に打った球が「どういう弾道でどのくらいのキャリーして、着地したあとどのくらいスピンが掛かって止まるか」など、それこそビックリするほどの集中力と真剣さで確認し、そして何度も打ち直して練習しているわけです。勿論、プロですから当然ですけど。

つまり、◯番アイアンではこういう球が出るという「弾道イメージ」が、普段の練習と試合の緊張した場面と両方から身体に染み付いているわけですね(だからプロと言える)。しかもそのイメージは「実際にクラブを持ってアドレスした時」に、よりリアリティをもって「自然に目の前に浮かんでくる」と私は思ったわけです。言うならば、クラブの弾道イメージが「ボールが映像となって飛んで行く」んじゃないでしょうか。

我々の「何百倍の経験」があるからこそ、そのイメージを再現出来るとも言えますね。今度テレビでプロが風の吹く中、中途半端な距離からバンカー越えのグリーンを狙うといったシチュエーションでクラブを2本持って交互にイメージを確かめる事があったら、いまプロは弾道の体感イメージを呼び起こしながら再確認してるんだな、と思って見ることにしようと思ってます。

何だかちょっとゴルフが分かった気分でニヤニヤしちゃいますね。そんなこと「今頃気付いたのかよ?」とお叱りを戴くのは重々承知しています(私は100切出来ないアマチュアですから)。それでも私がゴルフが大好きなことには変わりはありません。これからもしょうもない気付きをダラダラ書いていきますので、温かい目で見守って頂くと幸いです。

あっ、肝心の軸回転を忘れてた!。長くなり過ぎたので、それは次回に書く事にします。



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