僕が今年の始めに当たって考えた事を書くことにする。
1 健康 - 歳をとってくると、健康である事は頑張って努力してようやく維持できる目標である。何もしないでほっとけば、どんどん体は衰えていく。だが体を動かすことは手段であり、何か面白いことを追いかけていくことで健康は自然と達成できるような気がする。何もすることもなくただ体だけは健康と言うのでは、それは生きてるだけであり人生を楽しんでいるとは言いがたいのじゃないか。すなわち、あらゆることに興味を持つことが結果として健康であり、ひいては人生を豊かにすると思うのである、つまりそのための健康である。だから今年は「興味を持って外に出る」ことを大事にしたい。そうすれば健康は自ずと結果としてついてくる、と思う。もし、ついてこなければ? それはそこまでの話、それだけの事である。何ともはやあっさりとしたもんだが、一度大病を患っている恩恵が、こういった諦めの良さに現れていると言える。どっちにしろ65歳である、あまり気にする必要もないのである。
2 ゴルフ ー 今年はコース復活デビューといきたい。一時は相当入れ込んでいたのだが、病気をしてからは麻痺でめっきり力が衰えてしまい、7番アイアンで100ヤードがやっとの状態である。なんとか力が戻るように練習に励んでいるが、年齢もあり右手の力を取り戻して体の回転をつけるにはまだまだ時間がかかりそうだ。まずは100ヤードをしっかり打てるように、インパクトの形から始めている。やはり目標はダウンブローである。実は今日今年の練習始めに100球ほど打ってきた。バックスイングの形を直し、頭を動かさずに左肩を顎の下へ入れるようにしたら、当たりが良くなって120ヤードに飛距離が伸びた。やはり正しい意識が、正しい形をつくるということ。ダフリもスイングをゆっくりすることで解消できた(ような気がしている)。ゆっくり大きく振ることで飛距離も出る。やはり練習は嘘つかない、か。
3 自転車 ー そろそろ体も正常とは言わないまでもある程度戻って来たので、自転車の楽しさを復活させようと言うのが今年の目標だ。レーサータイプのものは少し待つことにして、まずは街歩き用の小径のチャリンコにするつもり。目標は奈良の古代史跡を尋ね歩くことだが、柏では川べりを走って少し体力をつけたい。自転車は風を感じて走るものである。花粉の季節が過ぎたら、早速に走り出したい。夏頃には取手から利根川沿いに南下してみるのも面白いだろう。滑川あたりから内陸に入った所は、昔オープンカーでよく走った思い出の地である。そんなに遠くへは行けないだろうが、一日がかりで走るのも楽しいだろうな、と思うだけでも心がウキウキして来る。これが健康の秘訣である。
4 コンピュータ ー 年末に買った MacBookPro はそもそも iPhone アプリ開発の為に大枚をはたいたのである。私は元々会社ではデータベース開発を担当していたので、ボケ防止のアプリ開発などやってみようという気になったわけだ。デスクトップではもちろん Windows だったので、アップルの自分勝手な書法は全くチンプンカンプンだったが、何とか字を iPhone に表示させるプログラムを完成させる事が出来た(最初のプログラム)。参考書を買っていてこれだから先が思いやられる。コンピュータは基本的な考え方がまずわからないと何が何だか分からないままで一向に進まない。くじけそうになる自分を叱咤しつつページをめくる Xcode の習得は若い頃 Basic で苦労した時を思い出して、ボケ防止には丁度いい。まずはアップルの書法に精通することから始めたい。というかもっと集中してやらねば。
5 古代史 - 私のライフワークである。常に頭の中には古代への想いがあるのだが、何かを追究し極めるような集中力はここんところ出て来ていない。私の古代愛が減退したというよりは、病気で入院した間に古代と離れて遠ざかってしまい、いまではすっかり「遠くにありて思うもの」になってしまった。古代は何より読書力が最重要な能力である。何を知るにしても本からでしか知り得ない時代的な制約に縛られているので、病気によって2年ものブランクがあったのは大変痛い。読書力というのは、興味のあるテーマの本なら700円位の新書を一晩で読んでしまう力である。だが悲しいことに、去年の夏に買った新書一冊がまだ読みきることが出来ていないのだ。重症である。これは体力の問題であるから、今はせっせと他の事で体力作りに励み、体力が戻ったらまた古代史にも挑戦しようということで、一時休息状態である。私が奈良に引っ越すかどうか決める70歳までには、何とか体力が戻るのを期待しよう。それまではお休みだが仕方ない。飛鳥・天平の人々の暮らしが脳裏に蘇る日が来ることを夢見て、少しの間封印である。
6 芸術 - 私にとってなくてはならない心の安らぎである。芸術を楽しむことは撥辣と生きることでもある。音楽・絵画・彫刻・映画すべての好きなものに囲まれて、あれこれ考え想像する時間は私の最も楽しい時間に他ならない。そのために今年は積極的にコンサートや展覧会や映画館などに出かけようと思う。ちなみにディミアン・チャゼル監督の「ラ・ラ・ランド」は、是非見ようと思っているが、現在一押しのミュージカル映画である。こういう時は東京に住んでいて良かったなと思う。奈良じゃ半年経ってやっと来るかどうかだもんね。
7 世界のニュース ー 田中宇の国際ニュース解説がほぼ全てのネタ元なのだが、トランプ騒動が激しくなる今年は、政治経済の読み方が一層難しくなりそうだ。何しろ一般のテレビのニュースが偏向報道なので余程気をつけないと簡単に乗せられてしまう。中国・韓国の世論操作などは見ててもはっきりしていておぞましいが、それを報道する日本のマスコミも怒りを焚きつけるようで大袈裟に騒ぐだけであるから情けない。情報操作が溢れかえる時代であるから、確かな情報源を持たないと世界を見誤ることになる。ここは田中宇に頑張って貰って、「世界を見る目」を養って行きたい。トランプが勝った時にマスコミのコメンテイター連中が見せた「読みが外れたことに全く恥じない厚顔無恥」な態度には呆れてしまったが、それが一般マスコミの限界である。私だけは田中宇に頼って、世界の真実を見てゆきたいと思っている。
8 ファッション ー これは年とともに変わっていくものでもあり、また年相応のファッションを探すのも楽しい。気楽に自分なりに色々遊んでみるのがいいようだ。ファッションは自己のアイデンティティを簡単に表現できる道具であり、生活を自分なりにカテゴライズする重要なアイテムである。まず自分はどんな人間なのか、それがファッションを選ぶ基本である。それが他人と被らず個性的であればあるほど、ファッションも個性的になってくる。若い時はこの順序が逆であるから、着ているファッションから「個性があるように見える」のだが、歳をとると内面の個性が表に出てくるようになる。この頃には、ファッションを楽しめる大人として、自分の個性を楽しめるようになっている。というか、そうありたいものだ。
9 酒 ー 純米吟醸の燗酒の魅力に目覚めた私は、今や「ぬる燗」の伝道師として再出発する決意を固めたのであった。と言うのは大袈裟であるが、日本酒は奥が深い。今日の逸品は灘の神戸酒心館「純米吟醸 福寿」である。だいたいはビックカメラの酒売場で買っているが、飲んだ事の無い酒を地域や値段や説明書きを見ながら品定めしている時間がとっても楽しい、というのは酒飲みの方ならお分かりであろう。酒は飲んでみるまでわからないところが女と共通する魅力の一つだ、とは誰が言ったか名言である。魅力とは、未だ知らないからこそ生まれることもある。未知の魅力が本性を露わにした段階でどう変わるのか、それを知るのも日本酒巡りの楽しみの一つと言えよう。まだ死ぬまでには相当の酒が飲めると思うので、これからも未知の魅力を尋ねて行くことにしよう。極上の味に出会ったと思った瞬間もあったが、まだ一つの銘柄に落ち着くのは早過ぎるようである。
10 語学 ー イタリア語。英語もロクに出来ないのに何言ってるんだと言われそうだが、イタリア人の美女と会話を楽しむために習いたいのではない。ローマ帝国衰亡史ほどの長編を原語で読むなどという無謀な自殺行為をしようというのではないが、ヴァザーリの列伝でも読んでルネサンスの息吹をかじって見たいというのが本当の目的である。生まれてこのかた65年も「日本語という意味不明な言語」に慣れ親しんできた私には、ちょっとばかり論理的なイタリア語を勉強するのも面白いと思う。思考回路の鍛錬である。まあこれは夢みたいな物かもしれない、なんせ65歳から始めるようなものじゃないことは確かである。だが夢の一つぐらい持っていても罰は当たらないだろう。これは抱負のオマケである。
以上である。
ちょっと欲張りだが、30歳で考えていた事とほとんど変わっていないのは驚きでもある。唯一ピアノを演奏する事は病気でできなくなってしまったが、目標を持ち続けることが出来るという意味で、良い人生だとは思う。ブログはどこまで続けるかわからないが、書くことがあり書ける間は続けたいと思っている。元はと言えばリハビリから始めたことだが、なかなか面白い。全くの私事だが、今の心境を吐露してみた。誰の役に立つというものでもないが、お暇なら他人の心の中を覗いてみるのも一興である。このうちいくつが実行されるのかは、今年の最後に書くブログを見てのお楽しみ、というか年末まで覚えているかどうか、歳をとると忘れっぽくなるみたいだし。
1 健康 - 歳をとってくると、健康である事は頑張って努力してようやく維持できる目標である。何もしないでほっとけば、どんどん体は衰えていく。だが体を動かすことは手段であり、何か面白いことを追いかけていくことで健康は自然と達成できるような気がする。何もすることもなくただ体だけは健康と言うのでは、それは生きてるだけであり人生を楽しんでいるとは言いがたいのじゃないか。すなわち、あらゆることに興味を持つことが結果として健康であり、ひいては人生を豊かにすると思うのである、つまりそのための健康である。だから今年は「興味を持って外に出る」ことを大事にしたい。そうすれば健康は自ずと結果としてついてくる、と思う。もし、ついてこなければ? それはそこまでの話、それだけの事である。何ともはやあっさりとしたもんだが、一度大病を患っている恩恵が、こういった諦めの良さに現れていると言える。どっちにしろ65歳である、あまり気にする必要もないのである。
2 ゴルフ ー 今年はコース復活デビューといきたい。一時は相当入れ込んでいたのだが、病気をしてからは麻痺でめっきり力が衰えてしまい、7番アイアンで100ヤードがやっとの状態である。なんとか力が戻るように練習に励んでいるが、年齢もあり右手の力を取り戻して体の回転をつけるにはまだまだ時間がかかりそうだ。まずは100ヤードをしっかり打てるように、インパクトの形から始めている。やはり目標はダウンブローである。実は今日今年の練習始めに100球ほど打ってきた。バックスイングの形を直し、頭を動かさずに左肩を顎の下へ入れるようにしたら、当たりが良くなって120ヤードに飛距離が伸びた。やはり正しい意識が、正しい形をつくるということ。ダフリもスイングをゆっくりすることで解消できた(ような気がしている)。ゆっくり大きく振ることで飛距離も出る。やはり練習は嘘つかない、か。
3 自転車 ー そろそろ体も正常とは言わないまでもある程度戻って来たので、自転車の楽しさを復活させようと言うのが今年の目標だ。レーサータイプのものは少し待つことにして、まずは街歩き用の小径のチャリンコにするつもり。目標は奈良の古代史跡を尋ね歩くことだが、柏では川べりを走って少し体力をつけたい。自転車は風を感じて走るものである。花粉の季節が過ぎたら、早速に走り出したい。夏頃には取手から利根川沿いに南下してみるのも面白いだろう。滑川あたりから内陸に入った所は、昔オープンカーでよく走った思い出の地である。そんなに遠くへは行けないだろうが、一日がかりで走るのも楽しいだろうな、と思うだけでも心がウキウキして来る。これが健康の秘訣である。
4 コンピュータ ー 年末に買った MacBookPro はそもそも iPhone アプリ開発の為に大枚をはたいたのである。私は元々会社ではデータベース開発を担当していたので、ボケ防止のアプリ開発などやってみようという気になったわけだ。デスクトップではもちろん Windows だったので、アップルの自分勝手な書法は全くチンプンカンプンだったが、何とか字を iPhone に表示させるプログラムを完成させる事が出来た(最初のプログラム)。参考書を買っていてこれだから先が思いやられる。コンピュータは基本的な考え方がまずわからないと何が何だか分からないままで一向に進まない。くじけそうになる自分を叱咤しつつページをめくる Xcode の習得は若い頃 Basic で苦労した時を思い出して、ボケ防止には丁度いい。まずはアップルの書法に精通することから始めたい。というかもっと集中してやらねば。
5 古代史 - 私のライフワークである。常に頭の中には古代への想いがあるのだが、何かを追究し極めるような集中力はここんところ出て来ていない。私の古代愛が減退したというよりは、病気で入院した間に古代と離れて遠ざかってしまい、いまではすっかり「遠くにありて思うもの」になってしまった。古代は何より読書力が最重要な能力である。何を知るにしても本からでしか知り得ない時代的な制約に縛られているので、病気によって2年ものブランクがあったのは大変痛い。読書力というのは、興味のあるテーマの本なら700円位の新書を一晩で読んでしまう力である。だが悲しいことに、去年の夏に買った新書一冊がまだ読みきることが出来ていないのだ。重症である。これは体力の問題であるから、今はせっせと他の事で体力作りに励み、体力が戻ったらまた古代史にも挑戦しようということで、一時休息状態である。私が奈良に引っ越すかどうか決める70歳までには、何とか体力が戻るのを期待しよう。それまではお休みだが仕方ない。飛鳥・天平の人々の暮らしが脳裏に蘇る日が来ることを夢見て、少しの間封印である。
6 芸術 - 私にとってなくてはならない心の安らぎである。芸術を楽しむことは撥辣と生きることでもある。音楽・絵画・彫刻・映画すべての好きなものに囲まれて、あれこれ考え想像する時間は私の最も楽しい時間に他ならない。そのために今年は積極的にコンサートや展覧会や映画館などに出かけようと思う。ちなみにディミアン・チャゼル監督の「ラ・ラ・ランド」は、是非見ようと思っているが、現在一押しのミュージカル映画である。こういう時は東京に住んでいて良かったなと思う。奈良じゃ半年経ってやっと来るかどうかだもんね。
7 世界のニュース ー 田中宇の国際ニュース解説がほぼ全てのネタ元なのだが、トランプ騒動が激しくなる今年は、政治経済の読み方が一層難しくなりそうだ。何しろ一般のテレビのニュースが偏向報道なので余程気をつけないと簡単に乗せられてしまう。中国・韓国の世論操作などは見ててもはっきりしていておぞましいが、それを報道する日本のマスコミも怒りを焚きつけるようで大袈裟に騒ぐだけであるから情けない。情報操作が溢れかえる時代であるから、確かな情報源を持たないと世界を見誤ることになる。ここは田中宇に頑張って貰って、「世界を見る目」を養って行きたい。トランプが勝った時にマスコミのコメンテイター連中が見せた「読みが外れたことに全く恥じない厚顔無恥」な態度には呆れてしまったが、それが一般マスコミの限界である。私だけは田中宇に頼って、世界の真実を見てゆきたいと思っている。
8 ファッション ー これは年とともに変わっていくものでもあり、また年相応のファッションを探すのも楽しい。気楽に自分なりに色々遊んでみるのがいいようだ。ファッションは自己のアイデンティティを簡単に表現できる道具であり、生活を自分なりにカテゴライズする重要なアイテムである。まず自分はどんな人間なのか、それがファッションを選ぶ基本である。それが他人と被らず個性的であればあるほど、ファッションも個性的になってくる。若い時はこの順序が逆であるから、着ているファッションから「個性があるように見える」のだが、歳をとると内面の個性が表に出てくるようになる。この頃には、ファッションを楽しめる大人として、自分の個性を楽しめるようになっている。というか、そうありたいものだ。
9 酒 ー 純米吟醸の燗酒の魅力に目覚めた私は、今や「ぬる燗」の伝道師として再出発する決意を固めたのであった。と言うのは大袈裟であるが、日本酒は奥が深い。今日の逸品は灘の神戸酒心館「純米吟醸 福寿」である。だいたいはビックカメラの酒売場で買っているが、飲んだ事の無い酒を地域や値段や説明書きを見ながら品定めしている時間がとっても楽しい、というのは酒飲みの方ならお分かりであろう。酒は飲んでみるまでわからないところが女と共通する魅力の一つだ、とは誰が言ったか名言である。魅力とは、未だ知らないからこそ生まれることもある。未知の魅力が本性を露わにした段階でどう変わるのか、それを知るのも日本酒巡りの楽しみの一つと言えよう。まだ死ぬまでには相当の酒が飲めると思うので、これからも未知の魅力を尋ねて行くことにしよう。極上の味に出会ったと思った瞬間もあったが、まだ一つの銘柄に落ち着くのは早過ぎるようである。
10 語学 ー イタリア語。英語もロクに出来ないのに何言ってるんだと言われそうだが、イタリア人の美女と会話を楽しむために習いたいのではない。ローマ帝国衰亡史ほどの長編を原語で読むなどという無謀な自殺行為をしようというのではないが、ヴァザーリの列伝でも読んでルネサンスの息吹をかじって見たいというのが本当の目的である。生まれてこのかた65年も「日本語という意味不明な言語」に慣れ親しんできた私には、ちょっとばかり論理的なイタリア語を勉強するのも面白いと思う。思考回路の鍛錬である。まあこれは夢みたいな物かもしれない、なんせ65歳から始めるようなものじゃないことは確かである。だが夢の一つぐらい持っていても罰は当たらないだろう。これは抱負のオマケである。
以上である。
ちょっと欲張りだが、30歳で考えていた事とほとんど変わっていないのは驚きでもある。唯一ピアノを演奏する事は病気でできなくなってしまったが、目標を持ち続けることが出来るという意味で、良い人生だとは思う。ブログはどこまで続けるかわからないが、書くことがあり書ける間は続けたいと思っている。元はと言えばリハビリから始めたことだが、なかなか面白い。全くの私事だが、今の心境を吐露してみた。誰の役に立つというものでもないが、お暇なら他人の心の中を覗いてみるのも一興である。このうちいくつが実行されるのかは、今年の最後に書くブログを見てのお楽しみ、というか年末まで覚えているかどうか、歳をとると忘れっぽくなるみたいだし。
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