植物によるがん治療のお手伝い 聡哲鍼灸院日記

植物で心身を癒す施術の日々。そこから感じたこと、学んだことなど。。。

緩和ケア病棟(ホスピス)の使い方

2005年01月22日 21時43分58秒 | 癌治療・緩和ケア
 緩和ケア病棟をもっと上手に使って欲しいと思う。

 私のような自然療法や鍼灸の治療師による代替療法をさせてくれる緩和ケア病棟は都内にいくつもある。緩和ケア病棟、ホスピスと聞くと死を看取る場所というイメージで拒否反応を示す方もいるが緩和ケア病棟で治して自宅に戻った人もいる。

 通常の病院だと手術も抗がん剤も放射線もできなくなったいわゆる末期のがん患者さんにはMSコンンチンなどの鎮痛剤が処方されるだけで治療の手立てがなくなる。加えて患者は病院内では医師の管理下にあるから私のような治療師が病院に往診して治療する術はない。ただ座して死を待つだけになってしまう。

 ところが緩和ケア病棟ではビワの葉温灸や生姜湿布、里芋パスタなどの自然療法をさせてくれるところがある。医師によっては興味深そうに治療中にそばで見学している人もいるくらいだ。もともと緩和ケア病棟は医師による治療よりも患者の意思を尊重することに重きを置く場所だから、患者が望むことをできる限り叶える姿勢がある。

 がんセンターなどで見放され、かといって自宅での家族介護が難しい患者さんはどうか積極的に緩和ケア病棟、ホスピスを使って欲しい。そしてそこで改めて自助療法や私のような治療師のサポートで回復に向かうきっかけを掴んで欲しいと思う。このような情報がもっと広がっていって欲しいと思う。

 

 
コメント
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