ウィステリア家具工房 ブログ

東京都あきる野市にて無垢材で家具を作っているウィステリア家具工房。仕事や趣味、日常の事を写真を添えて書き綴っています。

古材(脂松)のテレビ台 完成

2020-11-22 10:02:31 | 家具

古材家具を製作致しました。

床の間材を再利用して作ったAVボード(テレビ台)です。

旧家の床の間を解体した際に保存しておいた古材、何度か加工したことがあるのですが、多くは欅でしたが、今回は松材。

それも脂を多く含んだ材。節もあります。

味わいがあって良いのですが、加工が大変なんですよ~。

それに、材が全然足りない。床の間の床板と違い棚の3枚が支給品 仕方ないので内側は工房在庫のイエローポプラを使いました。

北米材のイエローポプラ 日本の朴の木とすごく似てます。心材が緑がかったグレー、辺材がくすんだ白色

見える手前30㎜ほどは松で内側はポプラを矧ぎ合わせました。

側板と天板、台輪の前と横は松材です。

サイズはW1500 ×D340×H400

天板の上にはWのスライドコンセントがつきます。

脂松なのでたぶん上に物を置くとベタベタになり、くっついてしまうでしょう。

今は取り付けていませんが、内部に強化ガラスの棚板1枚がつきます。

中央は強化ガラスでプッシュオープン式の扉

左右の扉は無垢板なのでコの字アングルの反り止めが付きます。

インセットのスライド丁番(LAMP  OLYMPIA 厚板用H360シリーズ)を使用。この型は初めて使いましたが調整が楽で簡単、精度も良さそう。


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