今回の製作では引き出しの底板にも無垢材を使っています。
しっかりと乾燥したバスウッド(アメリカシナの木)を半分に割き、接着をして底板を作ります。
厚さは9mm。ほとんど反りのない板が出来ました。
1インチ(25.4mm)の板を半分に割って矧ぎ合わせると、だいたいこの程度の厚みになります。これがウチの基準です。
今は深く考えずとも簡単に規格板を作れますが、ここまで来るのに試行錯誤いろいろとあったんですよぉ~~。
プロからみたら、この程度の技術は当たり前ですが、私は親方の下で修業をしていないので苦労を重ねて身に着けてきました。
もちろん基本の技術は知った上での細かいノウハウや材木のコンディション調節と言う深い部分の話です。
浅い理論を積み重ねて実証し実績としてきたと言えます。
でも、まだまだ知らないことばかり・・・。
天然資材は難しい。
きっと到達はないんでしょうね。