中国が チベット問題 で、 国際的な非難 を浴び、北京オリンピックの ボイコット問題に まで発展する中、この逆風が 却って 中国人（主に漢人）の
ナショナリズム に火をつけ、 空前の団結心 を呼び起こし、 愛国者 が
急増していると言う。
日本では、 教育基本法 の改正で、 愛国心 や 公共心 が盛り込まれ、 愛国教育 が始まるそうだが、こういうものを自発的な心でなく、強制されるのはよろしくない。 自分自身について言えば、
何事も 強制 されることは好まない。 だが、国民が自国を愛することは決して悪いことではないと思う。
郷土愛 を否定する人は誰もいないと思うのに、 愛国心 を表に出せば、 右翼 と思われる風潮が
ある。 街宣車に乗り、大音量で愛国心、愛国者を標榜する人たちは、一般人にとっては大いに迷惑だとは
思うが…。 第二次世界大戦後の日本人は、過去の過ちを深く反省し、 偏った愛国主義 に陥らない
ように 教育されてきたと思う。 過去の 過ちを 反省するあまり、何事に対しても 公平・中立 でいようと
しすぎて、かえって、かたくなで、窮屈な考え を持っているように さえ 思われる。 社会共同体 としての
国 に対する愛着は 愛郷心 、政治共同体 としての 国 に対する愛着は 忠誠心 と言うそうだ。
それぞれの立場や意見があっても良いと思うが、 愛国心 って一体どう扱えばいいのだろう？
