わらわら日記

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「輪違屋糸里」

2008-06-03 15:18:28 | 読書メモ
浅田次郎著「輪違屋糸里」読みました。
テレビドラマで見た糸里役の上戸彩ちゃんがかわいかったけど原作はどんなかと思って読んでみました。
愛する土方のために芹沢鴨の要求を承知する糸里には泣けました。
そんな要求は断れと沌所の母親たちが糸里を自分の子のように心配し泣きながら説得する場面にも感動。
土方の立場を思い承知する賢明な糸里が吉栄の恋人である平山の前で涙してしまう場面も泣けます。
芹沢の愛人のお梅も芹沢に斬られた音羽太夫も糸里の友の吉栄もそれぞれにどんな人生であったかが描かれていました。
女たちにとっての新撰組の存在は悲しいもので振り回されたようです。
読みながら何度も泣けてきました。
糸里が太夫となり、吉栄は子を産むことが出来たことはつらい人生ばかりではなかったと読んでいて救われました。

コメント
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