乙川優三郎著「武家用心集」読みました。
短編集。
どの話も気苦労、心労のつらい生活が描かれていて読んでいて胃が痛くなるかもなどと思いました。
なかでも「しずれの音」に出てくる娘は今の自分であり、寝たきりの老母もまた未来の自分かもしれないと重ね合わせると涙無しでは読めません。
寝たきりになった母の介護を巡り血のつながらない兄と揉め、夫に気兼ねしながら母を引き取る娘寿々。
娘夫婦の負担になるまいと元通り血のつながりのない息子の家に戻る決意の母。
雪の道を荷車に乗せた母を一人よろよろと運ぶ娘。
「しずれの音」に覚悟を決め家に戻ろうとする時夫もまた同じ思いで雪道をすべりながら急いで向かって来てくれた夫の優しさにほっと胸をなでおろしました。
短編集。
どの話も気苦労、心労のつらい生活が描かれていて読んでいて胃が痛くなるかもなどと思いました。
なかでも「しずれの音」に出てくる娘は今の自分であり、寝たきりの老母もまた未来の自分かもしれないと重ね合わせると涙無しでは読めません。
寝たきりになった母の介護を巡り血のつながらない兄と揉め、夫に気兼ねしながら母を引き取る娘寿々。
娘夫婦の負担になるまいと元通り血のつながりのない息子の家に戻る決意の母。
雪の道を荷車に乗せた母を一人よろよろと運ぶ娘。
「しずれの音」に覚悟を決め家に戻ろうとする時夫もまた同じ思いで雪道をすべりながら急いで向かって来てくれた夫の優しさにほっと胸をなでおろしました。
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