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イスラエル旅行から帰国された方の話を聞いた。イスラエルとパレスチナを隔てる高さ8m以上もある鋼鉄の壁が特に印象に残ったとのこと。「この壁のおかげでテロの9割が防止されている」との説明があった由。
ナチスドイツに迫害されたユダヤ人が、第二次世界大戦後、パレスチナに故郷を求めてイスラエル共和国を建国したのは1948年のこと。その根拠は紀元70年のローマ帝国軍によるエルサレム陥落まではユダヤ人のご先祖がパレスチナに住んでいたということ。
しかし、2000年前の居住権を認め、その後2000年間の歴史を無視するならば、ヨーロッパのほとんどはバイキングに、アメリカはインディアンに、日本は多分アイヌに返さねばならないことになる。
エルサレムがその名(「エール・シャーローム」:神の平和)の通り、諸国民の平和の都となり、すべての国境から(そしてすべての人の心から)「隔ての壁」が取り払われるのはいつのことだろうか。
「キリストはわたしたちの平和であって、二つのものを一つにし、敵意という隔ての中垣を取り除き」(エペソ書2:14)
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