小学生の学習指導要領が改められて5、6年生への英語授業が始まるという。また政府の教育再生懇談会が3年生からの必修を提言して議論を呼んでいる。
我が同胞の英語音痴は論を待たないし、若い世代の教育について大いに議論することはそれはそれで結構なことではあるが、何か根本的な違和感を禁じえない。
フィリピンの首都マニラの街にはブロックごとに英語塾があり、数万人の韓国人が英会話を学んでいる。1~2年コースの語学留学が人気とのこと。韓国内の(行政主導の)おざなりな英語教育に満足できず、皆、自費で英語習得に励んでいるのである。
オバンたちのヨン様ブームにあやかる訳ではないが、隣国の人々のハングリー精神に舌を巻くことがしばしばある。語学習得に最も肝要なことは、制度や体制以上に、学ぶ側自身の「主体性」(ハングリー精神)なのだと思う。
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