原料を輸入し製品を輸出することで発展してきた日本では、製品は国内だけでなく国際的に通用する必要があり、そのため国際的な規格に準じた製品をつくることが必要であった。
国際規格だけでなく、標準化の取り組みは様々なレベルで行われている。国際規格は、社内規格・団体規格・国内規格・地域規格といったピラミッド構造の頂点に位置する規格である。その主な制定機関としては、
ISO(国際標準化機構):電気分野以外の標準化
IEC(国際電気標準化会議):電気・電子分野の標準化
ITU(国際電気通信連合):通信分野の検討・協議
WRC(世界無線通信会議):国際的な周波数割り当て
などがある。
日本国内規格のほとんどは関係する国際規格の考え方を取り込んでおり、国内規格が国際規格と同等の意味を持つ場合もある。
これまでは、国際規格が先に制定されて国内規格に取り込まれることが多かった。国際規格の制定でリーダーシップを発揮し、自らの国内規格の考え方を国際規格に取り込むことは国内産業にとって非常に有利なことであり、今後は我が国もこれまで以上にリーダーシップを発揮していくことが望まれる。
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(今日のお弁当)
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(今日の夕食)
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