並木たより

写真付き日記

月曜日

2017-08-14 16:46:14 | 和歌


ポツダム宣言受諾記念日
月曜日ゆえ読売と朝日の歌壇と俳壇を見る
投稿・選考・掲載の時差で多くは6月の作品
過去の記憶の過半が戦争という世代は希少

戦友の死のおおかたは餓死なりと 伝えし人も老いて逝きけり   S.S. 
壮丁を 根こそぎ流刑し 餓死させて 戦に勝てる筈は無かろう  眞申
為政者が 賢くありて力あらば 民の塗炭は 無かりしものを   眞申
語らねば 情状酌量 なし難し 唇(くちびる)硬(かた)き 戦の孤児ら 眞申



岡野弘彦

2016-07-07 18:16:38 | 和歌


七夕が誕生日とは! 彦星と織姫星の子か? 星の王子様という訳?

今日で満九十二歳、今日も忙しく頼まれた原稿を書いている。明日の締め切りが3件とか・・・

「ちちははの齢を越えて生きにけり 歌のいのちを生きとげむとす」  弘彦
「七夕の宵に生まれて人恋ふる 性(さが)のあはれを 母はいたみき」 弘彦
「人恋ふは愛(かな)しきものぞ 七夕に 彦と織との逢瀬言祝(ことほ)ぐ」 眞申
「彦星(アルタイル)織姫(ベガ)星と逢ふ この夕辺 歌ひ鎮めよ修羅の荒魂」眞申
「修羅の世を歌ひ鎮める歌聖(うたひじり) 警世の貝 今吹き給へ」 眞申
「言の葉の歌届かねば 貝(かい)吹きて 荒ぶる魂ら 鎮め給へや」 眞申