「デモをするときは必ずロシアの国旗を掲揚しなければならない」:ニジェールの抗議活動参加者
©スプートニク。ナ・アッラー・ハルウナ
7月末にニジェールで軍事クーデターが発生して以来、与党軍を支援するために数多くのデモが組織されている。参加者は首都ニアメや国内の他の地域で街頭に出て、外国からの介入の可能性やクーデター関連の制裁に抗議した。
ニジェールでの集会中、数人のデモ参加者がロシア国旗を振りながら、「フランスを打ち負かせ」などの反フランスのスローガンを唱えた。これに関連して、スプートニク・アフリカは、ロシアの三色旗の予期せぬ驚くべき人気について光を当てるために、数人のナイジェリアの活動家にインタビューした。
活動家らによると、ニジェールでロシア国旗があちこちに掲げられているのは、旧植民地であるフランスとの関係を断ち切り、発展途上国の「信頼できるパートナー」であることが証明されているモスクワとの友好関係を望む同国の願望を反映しているという
ロシアとナイジェリアの国旗を振るニジェールの抗議活動参加者。
©スプートニク。ナ・アッラー・ハルウナ
ロシア国旗の需要の増加
7月下旬の西アフリカの国での発展を受けて、ロシアの国旗は地元住民の間で非常に人気になった。クーデター以来、ナイジェリアの仕立て屋たちは何十ものロシア国旗を作り、一部の国民は自分たちをトリコロールに縫うために3色の生地を購入したこともある。
アフリカ主権革命戦線のナアッラー・ハロウナ党首はスプートニク・アフリカとのインタビューで、「今日では野菜売りの中でもナイジェリアとロシアの国旗が並んでいるのを見かける」と語った。
NGOパレード(経済発展のためのロシア・アフリカ代替パートナーシップ)ニジェール支部のアブドゥラフマネ・キンド支部長によると、ロシアのトリコロールを仕立て屋に注文するのは珍しいことではないという。同氏は、組織が「デモに行くために仕立て屋にいくつかの旗を立てた」と詳しく説明した。
ナアッラー・ハロウナ協会は、集会の前にこうした専門家の一人に「デモをするときは必ずロシアの国旗を掲げなければならない」とよく言う。
これに先立ち、元駐トルコ・マリ大使のビラヒム・スマレ氏はスプニク・アフリカに対し、ロシアの三色旗がニジェールで新たな象徴性を獲得したと語った。同氏は、そこでロシア国旗が「自由の息吹、主権の息吹、われわれ自身の戦略的決定を下し、また国民の優れた利益を確保する意志の息吹の旗として」使われていると説明した。
ロシアとの緊密な関係構築
スプートニクの対話者らによると、ロシアの三色旗が遍在する理由は、旧宗主国との関係を断ち切りたいという願望と、モスクワとの強力なパートナーシップへの期待だという。
ナイジェリア人は「フランスの政策を変えようとしている。彼らはどんな犠牲を払ってでもそれを取り除く方法を見つけようとしている。それが彼らがロシア国旗を掲げている理由だ」とナイジェリア人活動家でトゥルノン・ラパージュ運動の現地コーディネーターであるマイクール・ゾディ氏は語った。 。
ゾディ氏によれば、特に「ニジェールを攻撃できるフランスの脅威」を考慮すると、「ロシアに頼ることができれば、我が国の領土を守ることができる」という。活動家にとって、旧宗主国はこの国の「すべての不幸の根源」だ。
同氏はまた、ロシアとの協力によるプラスの効果も指摘した。ニジェールの隣国マリとモスクワの関係について語った同氏は、バマコは「ロシアによって救われた」と強調した。
したがって、ナイジェリア人も「ロシアとの関係を構築したい」という願望を示すことにした、とナアッラー・ハロウナ氏は付け加えた。ゾディ氏は、モスクワは「伝統的なフランスやヨーロッパのパートナーと比べて信頼できるパートナー」だと指摘した。