アメリカ大統領選挙が近づいてきて、世界中の目が注がれています。
人種問題がいまだに大きな争点になっている国はアメリカだけではありません。
私が初めて人種問題を知ったのは、小学4年生の時です。
世界児童文学全集の中にあった「アンクルトムの小屋」を読んだときです。
文学全集は父がクリスマスプレゼントに全巻買ってくれました。
詳しい内容は忘れてしまいましたが、黒人の奴隷制度や過酷な状況を知るとともに、主人公のトムじいや彼を取り巻く人々に感動したことを覚えています。
そして読書感想文を書いたら、賞をもらったことをも覚えています。
きっときれい事がクローズアップされて書かれていたのだと思います。
今ならもっと深い読みがあったのだと理解できますが、小学生では無理ですよね。
150年たっても、いえ、これからもずっと続くであろう人種差別問題は、アメリカの白人黒人に限らず、私の心の中にもあるのかもしれない。
だってホームレスの人を見れば蔑視し、避けたくなるし、「あそこは民だったよ」と聞けば、あまりつきあわないだろうし、なんだ自分も人を差別してるじゃないかと。
混沌としているアメリカのニュースを見聞きするたびに、自分の周辺の格差や差別にも意識を向けることになります。
いつぞやは知人が真っ黒なパートナーとチリ毛で真っ黒な女の子を連れて現れたときは、心底びっくりしました!
チリ毛の女の子が日本人の子どもの中で、元気に遊んでいる様子を見て、みんな同じように仲良く暮らしていけることを切に願いました。
大統領戦の行方はいかに?