のり巻き のりのり

飾り巻き寿司や料理、己書、読書など日々のあれこれを書いています



人生いろいろ

2021年07月13日 | つれづれ日記

3月まで中学校の体育教師をしていたIさん、56歳で早期退職しました。

65歳まで働ける安定した職を辞し、新しい生活を始めました。

新しい職場はスーパーの中のたこ焼き、団子やさんです。

今日はたまたまそのスーパーに行ったので、立ち寄ってみました。

150㎏超えの巨体は、狭いお店の中でせっせとたこ焼きを作っていました。

ちょうど今日は、たい焼きが1枚99円、団子5本で390円のお得デーでした。

「こんにちは。がんばってみえますね。たい焼き5枚とお団子5本セットください」

「ありがとうございます」と、たい焼きを再度型に入れて、ぱりっと焼き上げてくれました。

このお店は己書の理事さんが経営しているチェーン店です。

ここの看板が元祖己書なんです。

Iさんは、ここで2,3年修行をして自分の店を持つのが目標だそうです。

教え子たちがやってきて、たこ焼きやお好み焼きを食べながら悩みや思いを自由に話す場にしたい、というのです。

今はアルバイトだそうで、他にも中学生の家庭教師をしながら生活をしています。

こんな篤い教師がいるなんてすごいです。

私はそんな思い切ったことはできませんでした。

おおかたの人は安定した職場をまっとうするでしょう。

篤い思いを表すような熱々のたい焼き、皮は薄焼きでぱりっとしておいしかったです。

お団子も出世団子と称し、篤い思いがこもっていました。

大きな体ですが、絵筆を持つと、かわいい女の子や優しい色づかいの絵を描く己書の師範でもあります。